表紙 目次 | ■■■ 健康の考え方 2014.4.13 ■■■ カフェイン摂取効果考[続] コーヒー1日摂取量のボーダーライン論争は多少静かになったようだが、適度な量で良質なコーヒーを飲むのはお勧めかも。 と言いながら、小生は多量に飲むクチだが。 もっとも、最近は同じ価格の豆だと質が落ちている感じがするので、プロが選定したとの宣伝文句の紅茶を飲んでおり、現在はこちらの方が多いかナ。 まあ、どちらにしてもカフェインリッチな生活者であり、この手の刺激無しだと生きている感じがしないという、こまった体質の人間。 もっとも、それは、高齢層のオジサンには悪くないと言えるかも、と勝手にほくそえんでいる訳だが。 そう思ったのは、"Dimentia Today"に掲載された記事を読んだから。ここは、プロフェッショナルライター(バックグラウンドは心理学分野)が作成しているサイトで、よく見かける医療的アドバイスのサイトではないから、現状を俯瞰的に見渡すには結構ヨサゲ。 と言っても、時にまとめて目を通すだけだが。 たまたま眺めたら、そこにカフェイン効果の話が登場していた。 これは書いておかねばという気になっただけ。 もちろん論文紹介記事。 ・・・"Caffeine Against Alzheimer's Disease" April 9, 2014 2年間の研究プロジェクト(Bonn大教授がリーダーのチーム)が発足しており、その最初の成果に注目した模様。(提灯研究ではなさそうな印象。) なんと、タウタンパク質凝集抑制効果が認められるという。もちろん、タウマウスでの実験。10ヶ月、ヒトでいえば毎日適度な量のコーヒーに含まれている量を水で摂取する群とプラセボ群との比較というもの。素人の目から見ると、はたしてこんな程度で効果が出るものかと思ってしまうが。 どうしてそんなことをするのか不可思議に感じた訳だが、アデノシン受容体(A2A)拮抗剤効果に着目しているらしい。まあ、もともと、脳の炎症をカフェインが抑えるとかいうよくわからぬ話もあった訳で、これは検討の価値ありということでもあろう。 よくある記憶力低下抑制の実験には、差違を出すための恣意的な設計臭を感じてしまうが、こちらの姿勢は直球勝負なので好感がもてる。 ともあれ、コーヒー飲み大喜びのお話という訳。これで、ますますコーヒーが美味しくなる。カフェイン過敏体質の方々には申し訳ないが。 (記事あり) 「アルツハイマー病予防にカフェインが効果」、研究で学説補強 2014年04月10日 13:07 発信地:パリ/フランス AFP 健康の考え方−INDEX >>> HOME>>> (C) 2014 RandDManagement.com |