■■■ 「說文解字」[単立部]  ■■■
部首とみなすにもかかわらず所属文字無しの場合がある。
現代漢和辞典でも、その様な記述があるが、「說文解字」は辞書ではないから、同様な姿勢と考えない方がよい。

一つには、親字が楷書字体では無いこともあるが、目的が全く異なるので比較にはほとんど意味が無い。(所属させるのに無理があり過ぎで、伝統文字であるということで、特別扱いされているだけの話。利便性高き文字検索書であるから、妥当な方針と云えよう。小生だと、その他の項目を設定し一括したくなるが、辞典の体裁が崩れるので認め難いだろう。)

部首とは、字義があって単独で使える文字だが、意義符として、合字形成に与ることができるというだけのこと。(殺 放 は発音符であるが部首とされているし、該当していても採択していない場合もある。)従って、所属文字無しとは、主導的な合字形成能力欠落と判定したことになろう。

合字がみつからない文字もあって、ここらの検討は厄介である。それに、果たして、合字がどれだけ存在したのかも、後世創出の可能性も高いのではなはだわかり難い。しかしながら、五行系は冗談半分で残っていることも無いだろうから、少しは参考にはなるだろう。・・・

合字という点では、"三"は悩ましかろう。数字としての合字が存在し、しかも、それはかなり古くから用いられていたが、原義としてはその様な記号的表象文字ではないからだ。
十四巻のこの手の文字はすべて所属文字無しが望ましい筈だが、流石にそうはいかない文字も発生してしまう。

 📝𤆜___
  📝𡭕 𡭚 𫢅 仨 𨳎
  📝弎 _ 𠄧 𠀧 _ 𠫰
 📝+大
 -
 -
𠙴 📝+大
 📝_𡉌
 📝___
 📝_
𠂹 📝___𨪼𡍮
 📝𭴨_𪣕
 📝𤊒_𡍖
 📝
 -
 📝_𣏜__
 📝__
 📝____
𤉡 📝n.a.
 📝__
 📝____

 📝__𭏙
𡿨 📝
 📝𤒈𤃇𣟛𨯧_
 -
 📝扌 辶
 📝__
 📝𥫗 羽 刂/刀 彡 石
四五六七__
甲_丙丁__庚_壬癸
__寅卯___未__戌亥
[古代一画+大]…
  一⇒𡗓 h⇒𡗔 凵⇒㚎 𠙴⇒去 丶⇒太 & 犬 丿⇒夭
     


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