■■■ 「說文解字」 卷五 を眺める[8] ■■■ ほぼ、まとまっている様に見えるので、順に眺めておこう。・・・ ③<豆>→④<皀(字義:穀之馨香)> 「古事記」では、"卽(字義:即食)"が、序の漢文だけでも5ヶ所あり、多用(128用例)されている。「說文解字」の字義はcome near to eatと思われるが、「古事記」用法上は接続詞あるいは副詞的で、then程度の軽い意味としか思えない。この文字は、漢籍でも様々な品詞とニュアンスで使用されているので、気にとめずに使える文字ではあるものの、漢文訓読なら一意的に決まるが、倭語での読みは安定しないことになる。そこらを狙ったのかも。(尚、"則"は非使用。) その後の部首での使用文字は、定番的なものだらけ。どれも多義性の問題もなさそう。 →⑤<食> "食"[用例27ヶ所] "養(字義:供養)" 治養其御子 養虫 "飯(字義:食)" 飯粒 大御飯 [固有名詞]飯依比古 飯日比賣命 飯肩巢見命 飯野眞K比賣命 飯豐郎女 飯豐王 飯女 "饗(字義:鄉人飲酒)" 御饗 "飽(字義:猒)" 飽咋之宇斯能~ "餘(字義:饒)" 成成而成餘處一處在 故以此吾身成餘處 自其餘七十七王者 →⑥<亼> "合"[用例21ヶ所] "今"[用例75ヶ所] "舍"[用例9ヶ所] →⑦<會> …會人の1例 →⑦<倉> …[用例21ヶ所] →⑦<入> "入"[用例116ヶ所] "內"[用例50ヶ所] →⑧<缶> …非使用 →⑧<矢> …[用例52ヶ所] "知"[用例182ヶ所] →⑧<高> …[用例97ヶ所] ⏩続 │ 巻三 ⑤又 ├┬┬┬┬┬┬─┐ ⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥ │ 攴皮寸殳臤𦘒𠂇 │ │ ┌─────┘巻五 │ ①左─②工─③㠭─④巫 │ ① 巻四 │ ⑦筋 ├┐ │⑧刀 │├─⑨ ││巻五 │①角 ①竹─②箕─③丌 ⑥口 巻二 ├┬┬┬┐ ││⑦⑦⑦ ││品吅凵 │└──┐巻三 ├┬┬┐└───┐ │││├┬┬┬┬│─┐ │││││││││ │ ①①①①①①①①① │ 言古丩句㕯只𧮫舌㗊 │ ┌─────────┘巻五 ├┬┐ ①①① 喜甘曰 │├┐ ││②旨 │②乃─③丂 │ ├┬┬┐ │ ④④④④ │ 可兮号亏 ├┬┐ ②②② 壴鼓豈 │ ③豆 ├┬┐ ││├┬┐ ││④④④ ││䖒豐豊 │││ ││⑤虍─⑥虎─⑦虤 │④皿 │├⑤𠙴─⑥去 │└⑤血─⑥丶─⑦丹─⑧青─⑨井 ④皀 ├┐ ⑤⑤ 食鬯 │ ⑥亼 ├┬┐ ⑦⑦⑦ 會倉入 ├┬┐ ⑧⑧⑧ 缶矢高 ├┬┬┬┬┬┐ ⑨⑨⑨⑨⑨⑨⑨ 冂𩫖京亯㫗畗㐭 ├┬┐ ⑩⑩⑩ 嗇來麥 ├┬┬┬┐ ⑪⑪⑪⑪⑪ 夊舛舜韋弟 ├┬┐ ⑫⑫⑫ 夂久桀 └─⑬ ⇒ 巻六 (C) 2024 RandDManagement.com →HOME |