■■■ 「說文解字」 卷九を眺める[14]  ■■■
巻九は「詩経」引用数が20に届かず、目が通し易い。それだけに、どうしても<他山之石>に目が行ってしまう。4言で十分なら、この部分は不要だから。
  厝他山之石 可以爲厝

何故そうしたかと言えば、余りに有名な句で、<可以為錯>として通行していたからでは。
  他山之石 可以為錯
   :
  他山之石 可以攻玉・・・ [小雅 鶴鳴]

要するに、"錯"は当て字であることを指摘しておく必要ありと考えたということでは。
  厝石=𥕉≒砥石

これは宜しくないということで。・・・
  文:錯畫[象交文]
  錯:金涂[金+昔]聲


有靦面目
㐱髮如雲 ⇒鬒
其人美且鬈
𩭾紞彼兩𩭾 ⇒髧彼兩髦
旱魃爲虐
𩴴受福不儺 ⇒那
蔦與女蘿
遭我于峱之間兮 ⇒遭我乎峱之道兮
陟彼岵兮
陟彼屺兮
陟彼岨矣 ⇒砠
𢇷召伯所𢇷 ⇒茇
他山之石 可以爲厝 ⇒錯
一發五豝
並驅从兩豣兮 ⇒並驅從兩肩兮
獻其貔皮

𦣻面丏首𥄉須彡彣文髟后司卮卩印色𠨍辟勹包茍鬼甶厶嵬山屾屵广厂丸危石長勿冄而豕㣇彑豚豸𤉡易象 

│ 巻八

├┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
②②②②②②②②②②
儿尸毛老衣身臥𡈼从𠤎
││

││ 巻九
𦣻
│├┬┬┬┐
②②②②②
面丏首𥄉須
│┌───┘
│├┬┬┐
③③③③
彡彣文髟
│   │
│  ※↓
├┬┐
││
├┬┐
││②②②
││司卮卩
││  ├┬┬┐
││  ③③③③
││  印色𠨍辟


├┬┐
②②②
甶厶嵬
    ├┐
    ④④
    屾屵
     ├┐
     ⑤⑤
     广厂
      ├┬┐
      ⑥⑥⑥
      丸危石

   ※↑
┌──┘

├┬┐
⑤⑤⑤
勿冄而


├┬┬┬┬┬┬──── ⇒巻十
⑦⑦⑦⑦⑦⑦⑦
㣇彑豚豸𤉡易象
     

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