■■■ 「說文解字」 卷十を眺める[1]  ■■■
巻十は、巻九の最後の段<長(勿冄而[豕{㣇彑豚豸𤉡易象}])>の最深部に繋がるということで、毛蟲系の部首を一塊としていると見て眺めれば、全体構造が見えてくる。

{㣇彑豚豸𤉡易象}と{馬𢊁鹿麤㲋兔萈犬㹜鼠能熊}が並列的に<豕>から繋がることになる。イメージ的には豚豸象と馬鹿兔犬鼠熊。

その最後に位置する、熊の後継が火。従って、前段が{馬〜熊}で、後段が火グループの2段構成と云う事。
このグループは4部首が代表する塊とその後の独立部分に分かれている。・・・
火【炎(K[囪]) 焱 炙 赤大(亦夨夭交尣壺[壹]㚔奢亢夲夰亣[夫立竝])   (囟思心惢)】

囟が[夫立竝]や赤大グループの文字に繋げるのは無理であり、それらは傍流で、炎(K[囪])の後続と見るのが自然。①能から⑩惢まで一直線に流れている訳だ。
  


馬𢊁鹿麤㲋兔萈犬㹜鼠能熊火炎K囪焱炙赤大亦夨夭交尣壺壹㚔奢亢夲夰亣夫立竝囟思心惢 

│ 巻九

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⑦⑦⑦⑦⑦⑦⑦ │
㣇彑豚豸𤉡易象 │ 巻十
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        ①①①①①①
        馬𢊁㲋犬鼠能
         │││ │
         ②②② ②
         鹿兔㹜 熊
         ││  │
         ③③  
         麤萈  
┌────────────┘

├┬┬┐
④④④④
炎焱炙赤
│┌─┘
⑤⑤
K大
│├┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥
囪亦夨夭交尣壺㚔奢亢夲夰亣
│     │     ├┐
        ⑦⑦
│           夫立

     

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