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2000.6.10
 
 


オープン・ネットワーク化の動き…

 99年3月、WANとLAN、それに接続している機器すべてを、オープンな形で接続するための仕様開発に向けて、OSGi(Open Services Gateway Initiative)が設立された。サービス・ゲートウエー、LAN機器のインターフェース(API)、WANのクライアントのマネジメント・システム、3分野で一挙に標準化を進めようというものだ。創立メンバー15社とその後参加した22社によって、2000年1月には早くもスペックについての考え方が提示された。

 当然のことながら、OSGiによって標準化されると、ハードやソフトの違いを乗り越えて多種多様なネットワークが相互接続可能になる。パソコンに装備されているUSBやIEEE-1394、BlueToothやHomeRFといった無線、PLC(電力線)は当然のこととしてHAVi、HomePNA、LonWorks、VESA等のLAN規格を補完するものを目指すことになる。
 同時にAPIによって、JiniやUniversal Plug and Playの働きも強化されることになろう。

 家庭内ネットワークの時代に入れば、このような規格が鍵を握るだろう。ここで仕様が決定すれば、規格をパスした製品に「OSGi証」のシールが張られることになろう。

 特に、IBM, Compaq, Sun, Hewlett PackardやOracleにとっては、これからのE-ビジネスの飛躍にとって極めて重要な課題といえよう。これらの企業が本格的に動くと、規格の設定は進みやすい。キャリアーやNokia, Ericssonといった携帯電話メーカーにとっても、この規格の影響は大きい。当然、協調して動くだろう。半導体メーカーも、APIで先鞭をつければ、膨大なビジネスチャンスを獲得できるから、支援を惜しむ筈がない。今後、OSGi参加者が急速に膨らむのは当然のことといえよう。

 ちなみに、日本企業は創立メンバーの東芝のほかは、極く一部の企業(東京電力、ソニー、シャープ)しか参加していないようだ。一部の有力企業の名前がリストに欠けるとはいえ、欧米の情報通信・エレクトロニクス企業の多くが参集している状況と比較すると、その姿勢は相当違う。決定までは「待ち」ということであろう。


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