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2000.8.26
 
 


MPEG-4の急速な浸透…

 デジタルカメラの凄まじい画素数競争で、市場は急速に開けてきた。

 この流れのなかで、驚くのは画素数より、動画の取り込みへの挑戦である。といっても、JPEGを何枚か取り込むことで、短時間のアニメーション的なモーション・ピクチャーを実現する工夫を指しているのではない。本格的な動画の話しである。

 97年に初めてMPEG-1で動画を取り込めるカメラが登場した。
 ところが、99年になると、MPEG-4のカメラが開発されたのである。凄まじい進歩と言えよう。

 ここまで進むと、MPEG-4によって、マルチメディアへの扉が開ける可能性がでてきたといえよう。

 というのは、この動きは、デジタルビデオカメラ(カムコーダー)のソリッド・ステート化ではなく、デジタルスチルカメラの動画への拡張の側面が強いからだ。
 デジタルカメラは、用途上、ビデオ機器とは相当異なる。ビデオ機器では、その活用は、デジタル編集留まりだ。せいぜい、画像を部分的に他のメディアに利用する位だ。ところが、デジタルカメラは、他のメディアとのデータ合成用道具としての役割が重視されている。
 この場合、フレーム画像のデータをコンパクト化するだけでは、使い勝手は一向に改善されない。どうしても、他のデータとの統合がし易いフォーマットが欲しくなる。

 従って、デジタル動画カメラが普及すれば、MPEG-4主導で、統合フォーマット化が急速に進む可能性が高い。
 このことは、MPEG-4の規格化は、画像データ領域で留まらず、他のデータ領域にも絡んでくることを意味しよう。

 音声、動・静止画、テキスト、コンピュータ・グラフィックのコーディング方法が規格化され、これらの状況を記述するコードが加わる統合規格が広がることになろう。このうち、一番やっかいと思われる動画の扱いが、はやくも実用域に入ったのである。MPEG-4標準作成の動きが、マルチメディア化の奔流を生み出す原動力となりつつある。

 特に、ファイルの特性からいって、本格的ストリーミング・メディアとして利用できるから、標準化に成功すれば、あとは活用のアイデアを待つだけといえよう。
 MPEG-4の規格は2000年に入っても順調にバージョン・アップ(拡張)が進んでおり、ハード開発者は益々力をいれることになろう。その動きに応え、メディア・ソフト開発者が注力すれば、驚くような発展もありえよう。


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