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2000.10.11
 
 


半導体設計支援ツールの役割…


 ICの技術進歩は相変わらず早い。ゲートの数は今や数千万に達し、クロック速度は2Gに突入する。しかも、システム・オン・チップ化により、異なる設計プロセスが同居することになり、内容の複雑化はすさまじいものがある。

 当然ながら、社内スキルでは対応でしきれないから、社外の力を借りることになる。今や外部数社の利用は当たり前で、その数は益々増え続けている。
 従って、数名の開発者が、日々、数十回のやり取りで設計開発を進める、従来型の仕組みでは、とても対処できなくなってきた。
 社内に蓄積してきた設計資産を活かしながら、社外技術を活用し、20〜30名のプロジェクト・チームが大量の設計情報をシェアしながら開発を進める仕組みが必要なのだ。大手半導体メーカーにとっては、こうしたシステム構築は緊急課題といえよう。

 こうしたニーズに応えるためには、ウエブ技術が不可欠だ。もちろん、キュリティを保持しながら外部リンクを実現するのである。

 ということは、このシステムは、各社の独自性より、業界標準の方が優先されることになる。デ ファクト スタンダードが登場しやすい環境にある。現時点で、そうなりそうなツールを提供しているのがSynchronicity社である。(http://www.synchronicity.com/index.html)
 今や大手半導体メーカーの多くがSynchronicityのツールを採用している。Lucent Technologies の Microelectronics Groupでは、すでに、バーチャル・デザイン・チーム用のインフラが完成したという。(http://www.synchronicity.com/News/2_14_00/2_14_00.html)
 しかも、設計分野の代表企業CadenceとSynopsysとも提携しており、こうした企業の力を利用しているメーカーにとってはこうしたツールは効率向上に不可欠になってこよう。

 各社独自のシステムにこだわる日本企業だが、流石に、この動きを無視する訳にはいくまい。同一の仕組みが無いと、共同開発にも支障がでかねなくなるからだ。


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