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2000.10.12
 
 


家庭のゲートウエー標準化が進む…


 99年3月、世界の15社が集まり、家庭(及びSOHO)のネットワ−ク標準仕様「オープン・サービス・ゲートウエー」を固めるための組織Open Service Gateway Initiative(OSGi)を編成した。(http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/9903/sunflash.990301.1.html)

 2000年に入り、この活動は急速に関心を集め、メンバーは69社に達した。ネットワーク技術を有する通信系企業やコンピュータ・メーカーも多数参加している。情報通信企業にとって、こうした動きは極めて重要だから当然の判断といえよう。様々な企業と歩調を揃え、自社の技術を売り込みながら、これから開ける家庭内ネットワーク事業を推進するのに絶好の機会だからだ。(例えば、シスコの「ホーム・ゲートウエー」技術構想 http://www.cisco.com/warp/public/756/cnp/technical/pdk_wp.htm)
 ちなみに日系企業の名前を探すと、ファンディング・メンバーの東芝の他、東電、松下(Panasonic)、シャープ、ソニーが並ぶ。ところが、日本の情報通信系企業の名前が見当たらない。日本の情報通信系企業は方針が違うのだ。

 この「オープン・サービス・ゲートウエー」は、ウインテルの閉じた世界とは一線をかくす。Java技術をベースとしており、他の技術(Bluetooth、CAL、CEBus、HAVi、HomePNA、HomePnP、HomeRF、Jini technology、LonWorks、VESA)を補完・強化するという方針で動いている。勿論、既存のケーブル、無線、DSLに柔軟に対応可能な仕組みを目指している。といっても、規制変更と技術の進歩に合わせ、互いに干渉しないように取りしきるのは容易ではない。 ISO/IEC(TIA)のような公的組織も活動しているが、結論にはなかなか達しない。
 ところが、OSGiは早くも2000年5月に、「サービス・ゲートウエー」仕様を開示した。PC、セット・トップ・ボックス、DSL/ケーブル・モデム等、どれでもサービス提供が可能な家庭用サーバー・サービスの標準が提起された訳だ。ついに、混乱を極める規格を整理するための一石が投じられた。

 この仕様が広く認められると、サービス提供側にとっては、とてつもない大きなチャンスが訪れることになる。大市場に簡単にアクセスできるからだ。ということは、家庭内ネット市場創出の考え方が問われている。
  ・コントロールし易い特定ネットワークにこだわるのか、様々なネットワークに対応するのか?
  ・用途別の単純な仕組みがよいのか、あるいは、様々なアプリケーションを走らせることができる統一システムがよいのか?
 Open Service Gateway Initiativeは「様々な」サービスを効率よく家庭に持ち込もうという思想だ。


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