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2002.11.27
 
 


ICカード標準化が錯綜する理由(1) …

 非接触式ICカードの国内発行量が急増している。JR東日本の定期/乗車券「スイカ」の大量発行と、インテリジェントビルラッシュで、企業内IDカードのIC化が進んだからだ。
 今後、住民基本台帳用カード、キャッシュカード、クレジットカードのICカード化が本格化する。 しかも、経済産業省が公共カードに民間のサービスをのせる方針を打ち出している。 [2002年9月27日 商情政策局情政課三田課長補佐](http://japan.internet.com/public/event/img/20020927/fukyus.jpg)
 これらのカードが接触/非接触のコンビタイプになるなら、非接触式ICカード市場は急成長すると予想される。
 このため、マスコミはブーム到来を見越して対応に忙しい。(http://www.shopbiz.jp/2002/t_index.phtml?PID=0003&TCD=IC)
 この動きを加速させているのが、2003年から市場急成長、との予想だ。(典型例 http://www.nikkei.co.jp/bb/daiwa/「2003年はICカード元年」付属資料)

 しかし、問題は規格統一である。
 細切れな規格を進めれば、大量発行しにくく、カード価格が高止まりする。インターフェースも異なるから、プログラム開発も大変な労力がかかる。その上、カードリーダー機器や処理システムが違えば、インフラ投資が重複する。従って、規格乱立状態では、ICカードビジネスは成立するまい。・・・とは、誰でも思うことだ。

 ところが、規格統一の話には、極端な意見が多い。

 典型は「スイカ」タイプで規格統一、との意見だ。[SONYの規格「FeliCa」、電子マネー「Edy」も同類](http://www.sony.co.jp/Products/felica/contents01.html)

 香港・シンガポールの交通機関でも利用されており、迅速処理の実績は知られている。[読取書込速度は約0.2秒](http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf/CID/onair/biztech/shiten/201002)
 一方、大量情報伝達の点では優位性がないし、パソコンとのインターフェースも追加規格となる。[Personal Computer/Smart Card](http://www.pcscworkgroup.com/)
 単純な通信機能だけで見ると、すでに使われているICカードを代替するメリットがあるとは言い難い。

 しかし、異なる視点から見れば標準化問題に一石を投じた規格といえる。 


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