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2002.1.21
 
 


マイクロタービン発電の衝撃…

 消費地に近い小規模発電が進む上で重要な技術は、コンバインド発電の他にマイクロタービン発電があげられる。

 マイクロタービン発電技術は、電力の産業構造を一変させる可能性が高い。というのは、すでに、基本技術は確立されており、電力需要側が動けば一気に普及という可能性があるからだ。

 しかも、その技術は従来の発電機製造会社が押さえている訳ではない。様々な技術を融合させて勝負する事業なのだ。このような場合、既存の仕組みに頼り勝ちな発電機メーカーより、新しい事業コンセプトを案出するベンチャーや、ゼロから製品を作り始める異業種の方が成功しやすい。例えば、得意な大量生産技術を活用して、自動車メーカーやエアコンメーカーが、物置程度の大きさの超小型発電機を安価に販売し、市場を席巻するかもしれない。

 すでに、問題点はわかっており、革新的企業がイノベーション創出に賭けるかどうかの意思決定で、エネルギー革命へと進むかどうかが決まるといえよう。




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