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魚の話 2006年12月22日 |
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ひいらぎの話…クリスマス ヒイラギばかり 山のよう 釣り人がぼやいて詠みしヒイラギと言うと、樹木の「柊」しか思い浮かばないが、そういえば魚にもあった。樹木のヒイラギは木偏に冬と書くが、魚の方も魚偏に冬だと言う。そもそもが、柊の葉のように平たい棘があることから名付けられたそうだ。(1) もっとも、鋭い棘があるのは若い柊で、老木ともなると丸くなってくる。角がとれるのである。 魚のヒイラギ君の棘も、同じだろうか。 予期せず釣れるので、なんとなく不人気な魚だ。やたら獲れることもあるが、肉が少なく小骨ばかり多いから、どうしても嫌がられる。 だが、よく眺めると、結構可愛い魚だ。と言っても、注目する人は少ないようである。 但し、小魚は乾燥させて、酒のツマミになっているらしい。(2) そんなツマミを売っているのを見かけたことはないが、自家製なのだろうか。 棘や骨が硬そうだから、余り向かないような気もする。出汁に使った方がよさそうに思うが。 ところで、ヒイラギは、普通の沿岸魚で、熱帯アジアの各地の魚市場に年を通じて常に数種類が水揚げされ、干物としてどこでも見られるとのこと。 しかし、発光魚としては一般に良く知られていないという。 確かに、初耳である。 発光についての報告も、ほとんど無いそうだ。(3) 面白い仕組みだと思うが、さっぱり関心を引かないようだ。 共生している発光細菌による発光らしいが、黒色幕のシャッターで明滅をコントロールしているというから、凄い。 見かけによらず、たいした魚なのである。 --- 参照 --- (1) http://www.kaikyokan.com/cgi/fish0/109.htm (2) http://www.agri.pref.kanagawa.jp/suisoken/naisui/fishfile/hiiragi.htm (3) http://pws.prserv.net/as/hime/hakkou3.htm --- 附記 --- 木の方のヒイラギだが、赤い実がついているのは、実はモチノキ科の“holly”。本物の柊はモクセイ科で、白い香りのある花が特徴 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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