トップ頁へ>>> |
魚の話 2007年4月13日 |
「魚」の目次へ>>> |
|
かんぱち の話…間八に 光る滴が 夏の潮 かわなますみ (水煙同人) [2006.5.2] (1)カンパチ、ブり、ヒラマサは、いかにも魚らしい味がする。魚好きが来る店では、切らさないようにしないと、すぐにお客さんが離れていく。 カンパチは、間八と書くが、どうしてこんな名前にしたのか納得がいかなかったが、眉間の黒い模様が八の字に見えるということで命名されたらしい。(2) カンパチの刺身は、身が堅い上に、適度な脂分でさっぱりした味なので、個人的には大好きだ。それは東京で育ったからだ、と言われたこともあるから、関西では、なにがなんでもヒラマサという人がいるのかも知れない。 とはいえ、カンパチの欠点は、天然モノだと、お値段が張ること。たいした量を食べる訳ではないが、お手頃価格にして欲しいものだ。 という声に応え、最近は養殖モノがのしてきた。ポストハマチの有力候補と言う話も聞いたことがある。 そんなことを、素人が語るようになっているということは、そこらじゅうのお店はカンパチだらけに間違いない。ハマチは飽きられたのかも知れぬ。 一般に、養殖モノは軟くて脂がきついが、カンパチはそんな感じがしないよう育てているらしい。 なにせ、高知県の須崎では“カンパチ・エステ”(3) までしているというから、本気でコリコリした食感をだそうと思ったら、なんでもアリかもしれない。 とはいえ、値段が高いから、わざわざ神津島辺りでムロアジを泳がせてのカンパチ釣りを行う理由付けができる訳で、養殖モノでも天然モノ並みの美味しさが出てしまうとこまることになりそうである。 釣り人に言わせると、黒潮のただなかをスイスイ泳いでいるカンパチの身の違いは、食べればすぐわかるそうである。 ところで、大海のなかを高速で泳いでいるのに、どうして船から簡単に釣れるのかきいたら、カンパチ一家は常に揃って活動すべしとの掟があるから、一匹釣れると、次々とかかるものなのだそうだ。 どこまで本当か知らぬが、確かに、参加した人全員が大漁だったりするようだ。 --- 参照 --- (1) http://blog.goo.ne.jp/suien30/d/20060502 (2) http://www.shunmaga.jp/zukan/gyokairui/kanpachi/kanpachi.htm (3) http://www.kochinews.co.jp/rensai03/furekj031030c.htm 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
|
(C) 1999-2007 RandDManagement.com |