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魚の話 2007年9月14日 |
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しゃこ の話…蝦蛄とりの あやつる筆の 五六本 松岡琴子 [熊本市中央公民館俳句会] 穴に五、六本筆を入れるのがシャコ釣り シャコと言えば寿司種。褐色がかった薄紫色で、海老とは違って不恰好な形だが、どういう訳かタネとして必須と見なされていうようだ。どうしても食べたい食材の部類とは思えないが、人気があるようだ。 なにせ、「ガレージ一貫」と注文する人もいる位だから。 生きたシャコを水槽に入れて鮮度を訴求しているお寿司屋さんもあるが、茹であがったものを使うのが普通だ。獲ったらすぐに処理する必要があるのだろう。 “こいつ非常に凶暴で危険な生き物”(1)らしい。強烈パンチでアクリル水槽が割られたりすることがあるとか。カニやエビを入れると、確実にコヤツにやられてしまうのだとか。 ライブロックを購入すると、ついてくるので、水槽マニアはパンチをくらった経験があるようだ。うっかりして、つい巣穴の前に指を出してしまうようだ。 乾いたパンチ音を聴くと、そんな強さがあるからこそ、生き残ってきたのだろうと感服。 → 「これがシャコパンチ!」 [えのすいショートムービー] (C) 新江ノ島水族館 小ぶりのシャコでその程度だから、世界最大のシャコ、「トラフシャコ」(2)はさぞかし凄いものだろう。それに、ハサミはカミソリのように鋭いらしい。 “餌を捕るための足(捕脚)は大きなトゲがあり、激しくはじくので大変危険”(3)だとされている。 東京湾のシャコは、ドロドロの底に棲んでいるため、どうも美しいイメージから程遠いが、こちらは美しい砂地に穴を掘って住んでいる。 そして、小魚が穴に来ると突然カマキリのように飛びかかる。 餌を捕まえたら、すぐに穴に戻り、じっくり味わって食べるらしい。(4) 穴が掘れない水槽だとオチオチ食事もできず、“衰弱死するという几帳面な性質を持っている”(5)そうだが。 --- 参照 --- (1) http://room210.cool.ne.jp/acua/yakkai/syako.htm (2) http://www.ucmp.berkeley.edu/arthropoda/crustacea/malacostraca/eumalacostraca/royslist/species.php?name=l_maculata (3) 沖縄美ら海水族館 サンゴの海 個水槽 Vol.17 (4) http://www1.plala.or.jp/maui/fishing/kiribati/shell-02.htm (5) http://www.shunmaga.jp/zukan/gyokairui/shako/shako.htm (俳句) 熊本市広報 市政だより 2004年4月号 http://www.city.kumamoto.kumamoto.jp/shiseidayori/04/04/fureai/index.html (イラスト) (C) HIROMI http://www004.upp.so-net.ne.jp/kyosituikimono/sozai/sozai.html 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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