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魚の話 2007年9月21日 |
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ぶだい の話…おきなわで うみでおよいだ さかなみた 若松秀明 君 (小学1年) 沖縄の色とりどりの魚はさっぱり種類がわからん. 日常生活から離れ, そんなことはどうでもよくなるのが, 南の島での楽しみである. 沖縄で、鮮やかなブルーの魚と言えば、イラブチャー。 店頭に沢山並んでいるから、おそらく、一番取れるのか、一番人気のどちらかだ。 青や緑の派手な色の魚を魚屋で見かけることなど、東京では有り得ないから、それだけで珊瑚礁の島に来た感じがして嬉しくなる。もっとも、美しいのは雄だけで、雌は茶褐色系でおよそ地味だとか。 沖縄に行けば、まずはマチグヮー(市場)訪問。ここで、元気なアンマー(お母さん)から「ハイサイ〜」と声を掛けられれば、シークワーサをかけたイラブチャーの刺身でも食べてみるか、という気にもなろう。 時期にもよると思うが、身が柔らかすぎ、小生は今一歩という感じがした。しかし、それはそれで楽しいものである。 もっとも、刺身にするために、湯で通すらしい。その後、氷水で身を締めれば絶品になるのかもしれない。 イラブチャーとは、ブダイとされているが、本土のブダイとは似ても似つかない。 本土のは、おさらく「武」鯛。いかにも武骨な感じで、普通は褐色系である。「石」鯛釣りの外道として有名。と言っても、そう不味い訳ではないから、まさか「不」鯛ではないとは思うが。 沖縄の青いブダイは、水族館では舞うように泳いでいる。こちらはどう見ても「舞」鯛だ。 などという話はともかく、様々なブダイ(1)の総称をイラブチャーと考えてもよいのかも知れない。 そのなかでは、南洋、青、色、鸚鵡、といった名前のブダイがいかにも、珊瑚礁の魚といった感じがする。 ただ、これらのブダイの一番の特徴は皮の色というより硬い歯。 食餌の時は、岩や珊瑚に噛り付く。もちろん、岩や珊瑚は消化されない。珊瑚の白い砂浜は、ブダイが作った筈だ、との説がある位だ。 どこまで本当かわからぬが、いかにも珊瑚礁の魚の話らしくて面白い。 ただ、刺身にして美味しいのは、青色系統ではなく、ヒブダイだそうだ。(2)アーガイと呼ばれている。 もちろん、他のブダイにも、それぞれ沖縄名称(3)がある。 イユ(魚)マチ(4)を覗けば、そんな名前を見つけることができる。 見て歩くだけでも結構楽しいものである。 --- 参照 --- (1) 串本水中図鑑<スズキ目ブダイ科> http://www.env.go.jp/nature/nco/kinki/kushimoto/zukanbun/budai.htm (2) http://page.freett.com/yutamogu/catch.htm (3) http://www.asahi-net.or.jp/~qk3m-knk/fish2.htm http://www.air-okinawa.com/oka_info/fishing/fish_name.html (4) 「泊いゆまち」(那覇漁連市場) http://www.odnsym.com/spot/tomariyui.html (首里・那覇方言) http://ryukyu-lang.lib.u-ryukyu.ac.jp/srnh/index.html (俳句) 〜小学生の俳句メールマガジン〜 ハイク・ワンダーランド 049号 蝸牛新社 http://blog.mag2.com/m/log/0000065139/107736304.html (写真) (C) DECOO(S.Saishoji) http://www.uw-de.com/ 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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