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魚の話  2007年9月28日
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たかさご の話…


  高砂や 此浦船に 帆を揚げて 月諸共に 出で汐の   謡曲「高砂」 >>>

 流石、沖縄。
 グルクンは、1年中獲れるらしい。

  刺身で食べることも多いと聞くが、暑いところでは、柔らかい白身は傷み易いから避けた方がよかろう。それに小骨も多い。従って、なんといっても、から揚げ。頭から、尾鰭まで、全部食べられるし。などと言うと、お前は猫かと言われかねないが。

 この名前、タカサゴ属の魚の総称だという。それとは別途に、それぞれの魚にも名前がついている。(1)もっとも、現地でも忘れ去られている名前もありそうだが。
  カブクヮヤー=たかさご
  ウクー=くまささはなむろ
  ヒラ=ささむろ

 この属の魚は東京の水族館でもじっくり見ることができる。皆、透明感溢れる青色でグングン泳いでいる。
 沖縄の店頭に並ぶ赤色がかった姿と全く違うので驚かされる。
 さらに驚くのは、タカサゴ属の魚の差異がほとんどわからないこと。
 ニセタカサゴなどと名前を付けられたりしている魚さえある。当然ながら、素人には全く区別がつかない。ホンモノがニセモノより美味しい訳でもないと思うが、可哀想に。

 それにしても、素人には区別がつかないほどの差異を見つけ、生物学者でもないのに、一つ一つの魚に名前をつけた執念には恐れ入る。
 流石、ウチナンチュー。

 --- 参照 ---
(1) http://www.asahi-net.or.jp/~qk3m-knk/fish103.htm
(イラスト) (C) けんぞうファクトリー http://homepage2.nifty.com/kenzoufactory/index.htm


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