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魚の話  2008年1月25日
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おひょう の話…


 崩れない 冷凍白身の おおヒラメ

  オヒョウは漢字で「大鮃」だが、実は鰈。
  何故かと聞けば、魚屋の大将は笑って混血だからと言う。
  そこで“オ、ヒョー”と返すのが礼儀なのだと。
  こうなったのは、小さいのがカレイで、大きいのをヒラメとして売っていたからだそうだ。
  本当かネ。


 オヒョウという名前はよく知られているが、北海道ではたまたま釣れる程度のようで、釣り場はもっぱらアラスカ。
 豪快さに人気があるようで、“Homer Jackpot Halibut Derby”(1)が有名だ。もちろん、暖かい季節での話である。

 オヒョウ釣りはスポーツだから、リリースが原則だそうだが、昔は釣果を皆で楽しんだようである。
 なにせ、Halibutの名前の由来は、“haly-butta”。Holy daysに食べるflatfishだったのである。(2)

 もともと、アングロサクソン系の魚食の基本は、コールスローを付け合せにして、ホースラディッシュ入りのタルタルソースで大量に食べる“Fish & Chips”だと思う。これに当てはまる魚は、鱈・鮭・オヒョウ位しかなさそうだ。
 そのなかでは、多分、オヒョウが大満足と評価されるのではないかと思う。米国では、結構、人気があるのではないだろうか。

 まあ、日本なら弁当フライ用食材に該当しそうだから、余り人気はなさそうだが。
 日本人が好きな部位は縁側だが、オヒョウの話は聞かない。おそらく貧弱なのだろう。

 どんなものか、「ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑」のカレイ目(3)を見たら、余りに種類が多くて、オヒョウの位置付けはわからなかった。食の興味の対象から外される類の魚なのだろうか。
 ざっとFAOの統計をあたってみると、オヒョウは漁獲量全体の6%といったところのようである。(ズブの素人がざっと数字を見ただけ. 間違っている可能性があるのでご注意のほど.)

 --- 参照 ---
(1) “Halibut Fishing in the Homer Jackpot Halibut Derby”  http://homerhalibutderby.com/
  [Fishing解説]   http://www.iphc.washington.edu/halcom/sport.htm
(2) Alaska Dept. of Fish & Game  http://www.adfg.state.ak.us/pubs/notebook/fish/halibut.php
(3) http://www.zukan-bouz.com/zkanmein/fish111.html
(halibutとLaGuardiaの写真) [Wikipedia] http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Fiorello_LaGuardia_with_halibut.jpg


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