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魚の話  2008年3月28日
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はまふえふき の話…


  浜に来る 口笛吹きは 大歓迎

 「梅雨があけると、タマン(ハマフエフキ)釣り」(1)というのは、沖縄の話。高級魚である。
防波堤で爆釣というが本当だろうか。

 データを見ると、潮通しが良い釣場で、夏ではなく、4月から5月というのがよさそうである。(2)平均サイズが60cm以上と聞けば、ウズウズしてくる人も多かろう。
 だが、多分、養殖タマン(3)を探す羽目に陥る。1年もので我慢することになる。
 そうとわかっていても、惹かれるのが釣り人の性。

 ただ、沖縄とは違って、本土では浜笛吹の評価は低いそうだ。(4)名前も今一歩の感じだ。と言うより、滅多に手に入らない魚だから関心が薄いといったところかも知れぬが。
 この魚、糸満市は“市の魚”に選定している。(5)つまり、海ではよく見かけるということ。それに、美味しい点も選んだ理由の一つのようだ。と言っても、大物は高価だから、小振りもののバター焼きで食べることが多いらしいが。白身なら、ムニエルはよさそうだが、素材そのものを楽しむ豪快さに欠ける感じがするが。

 タマンは、もっぱら食用だが、ダイバーが見にいく魚でもあるらしい。
 そんな人によると、“用心深く、それでいて慣れるとひとなつこい”(6)とか。
 う〜む。
 水族館では悪食で知られており、おかげで飼育は簡単だと言われている輩なのだが。(7)
 食い意地がはっている上、縄張り意識があるため、離れないだけなのを、お魚好きダイバーが都合よく解釈しているようにも思えるが。

 --- 参照 ---
(1) “耳より釣報 タマンの季節到来 活発な潮流れがチャンス” 沖縄タイムス [2004年7月8日]
  http://www.okinawatimes.co.jp/turi/20040708.html
(2) (株)マンモス漁具 タマン特集
  http://www.manmos-turigu.co.jp/special/special/tamanspecial/step04/taman-step04.html
(3) 沖縄県栽培漁業センター(本部町)が種苗生産
  http://ogb.go.jp/nousui/suisan/sodateru.html
(4) “今日の魚 ハマフエフキ(クチボソ)” 三重県尾鷲県民センター[2002年8月27日]
  http://www.pref.mie.jp/OKENMIN/HP/ichigyo/kyounosakana/140827.htm
(5) http://www.city.itoman.okinawa.jp/navi/information/symbol.html
(6) “タマンの涙” 沖縄情報IMA http://www.okinawainfo.net/taman.htm
(7) 沖縄美の海水族館 “美の海図鑑 ハマフエフキ”
  http://www.kaiyouhaku.com/pict_data/22.html
(ピッコロのイラスト) (C) Verdant place http://www.vpmido.com/index.html


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