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魚の話 2008年9月26日 |
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たかあしがにの話…蟹図鑑 潜む姿を 思いけり 昔は、標本で見るだけの珍しい生物だった。 それが、今や、グルメファンの人気モノ。 高脚蟹は巨大な深海生物。足を伸ばすと3mになるものもあるという。 昔は獲れても、誰も見向きもしなかったようだ。茹でるには大きすぎるし、身はもともとが水膨れ状態だからズブズブな肉を食べる気にならなかったのだと思う。 それが、西伊豆の戸田で、蒸し料理を提供するようになったため、食べるようになったらしい。 そして、世界最大の蟹なら、是非食べたいという人に応え、底引き網で、大いに獲った訳である。 流石に、それでは持たないから、漁獲規制は行われている。(1)しかし、これだけ大きな生物であり、いつまで残れるかといったところではないか。 小さな卵から、これだけ大きく成長するには、どれだけ大変か考えるだけでも気が遠くなるではないか。しかも棲んでいるのは、食物をそうそう簡単に得られるとも思えない深海なのである。そのせいもあるのか、この蟹君、水槽のなかでは、なんであれ、美味しそうに食べるという。(2) 普通は図体が大きいと、動きものろいものだが、運動神経は発達しており魚を捕まえるようだ。 まあ、そんなこともあるのか、今や、どこの水族館でもお目にかかれる。 眺めるだけにしておいてくれればよいと思うが、その長い脚をみると、なかの肉を食べてみたくなる人が増えるようだ。蟹君にとっては、えらく迷惑な話だが。 --- 参照 --- (1) 「タカアシガニの漁獲量日本一」 静岡県 http://www.pref.shizuoka.jp/j-no1/m_takaashi2.htm (2) 「タカアシガニ」 みうらっちのおさかなコラム[2006.3.1] エプソン品川アクアスタジアム http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/aquastadium/aqua/column/20060301.php (Japanische Riesenkrabbeの写真) [Wikipedia] (C) Michael Wolf http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Riesenkrabbe.jpg 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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