ふさぎんぽの話(20081212)

魚の話　　2008年12月12日

ふさぎんぽの話…

　房銀宝まん丸目玉で何見てる

　なんとなく赤塚不二夫のウナギイヌ⁽¹⁾に似た感じがする。
　房飾りをつけて足を引っ込めたらそっくり。
　煮ても焼いても食えないのか、江戸前天麩羅の高級種か。

　鱈子唇に、団栗眼。色は地味だが、頭と顎にヒラヒラする房飾りをつけている、珍しい風貌の魚がいる。フサギンポ(房銀宝)と呼ぶそうだ。
　泳ぐなど面倒でたまらんという風情で、水族館の水槽の底でゴロゴロしている輩である。寒い海に住んでいるそうだ。
　なかなか味のある顔をしている上、普通の魚と違って観客側をボケッと眺めていたりするから、こちらも、ついじっと眺めてしまう。　しばらくすると、ヒトを見に来たりする。なんとも不思議な魚である。

　愛嬌あると思ってしまうが、おそらく煩いから追い払おうとしているのだろう。

　一応、食用らしいが、獲れても、捨てるかどうか悩むらしい。「食べないと図鑑にある」上、近縁種の内臓に毒があるにもかかわらず、ボウズこんにゃく氏は試食している。“唐揚げは身質がよく、皮に風味があるのがなんとも言えずうまい。”⁽²⁾とか。

　--- 参照 ---
(1) 「天才バカボン」キャラクター: “ウナギイヌ”
　　http://www.koredeiinoda.net/character/unagi.html
(2) 「フサギンポ」市場魚貝類図鑑
　　 http://www.zukan-bouz.com/suzuki/gengeamoku/tauegaji/fusaginpo.html

　「魚」の目次へ＞＞＞　　　　トップ頁へ＞＞＞