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魚の話 2009年4月24日 |
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こけむしの話…苔虫の 創造物の 美しき コケムシの化石種は膨大らしい。 打ち上げられたサンゴ骨格のようなもがあるが、これはなんだと質問すると、たいていはコケムシとの答えが返ってくる。 う〜む。それは何だとなるが、それ以上の話を聞いたことはない。 まあ、それが普通らしい。 「コケムシっていうのは,苔ではなく動物のグループで,しばしばサンゴに間違われるけどそうじゃなくて,つまり,コケムシなのです」(1)という答えしかできないものらしい。 そんな骨格を作る生物を、よりによって“Moss animals”(2)と呼ぶのも不可思議だが、海藻のようにも見えるから、まあそんなものか。 色々な骨格を見たことがないから知らなかったが、美しいものが多いようだ。海浜散歩の達人が宝物として沢山抱えていそうな感じがする。 なにせ、“海中の芸術品”(3)とされている位なのである。 これを見ると、フジツボやイガイ同様、なんにでも付着できる力がありそうだ。と言うことは、藻や網にも大量につくだろうから、関係者には嫌われ者だろう。 そんな生物の研究に人気はなかろうと見たら、分類学の観点では、面白い対象のようだ。 明治初期の日本でも、欧州の学者(ルードウィッヒ・デーデルライン)が標本化している。相模湾は宝庫なのだろう。今でもそうならよいのだが。 その当時の標本がフランスの田舎の博物館に保管されているという。(4)流石、博物学の欧州。 --- 参照 --- (1) 「コケムシ on the WWW」 [生態写真の頁あり] http://www.asahi-net.or.jp/~KY3N-KNK/bryozoa/photo.html (2) Introduction to the Bryozoa "Moss animals" http://www.ucmp.berkeley.edu/bryozoa/bryozoa.html (3) 「海中の芸術品 − 美しきコケムシ類:その進化・環境研究における役割」 21世紀COE新自然史科学創成セミナー [2005年3月25日] [骨格写真あり] http://www.museum.hokudai.ac.jp/activity/seminar/2005/seminar125.html (4) 馬渡峻輔: 「無脊椎動物の分類学的研究」 http://wwwsoc.nii.ac.jp/zsj/news/znews200208/work2.html (外肛動物の骨格標本写真) [Wikipedia] Ernst Haeckel's Kunstformen der Natur (1904) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Haeckel_Bryozoa_33.jpg 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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