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魚の話  2009年5月8日
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かじきの話…


 矢の如く 黒潮に乗る カジキ見ゆ
   市場では、矢の部分は切り落とされているのでわからないが、
   これほど凄い魚はないのでは。

 カジキだけは、水族館も流石に飼おうとは考えていないようだ。銛のような先っぽに刺されたら、ひとたまりもなさそうで危険すぎる。
 まあ、ヒトは注意するにしても、いかにも獰猛そうだから、他の魚との同居などとても無理だろう。

 形態はマグロとは全く違うのに、どういうわけか、カジキマグロと言うことが多い。
 それは多分マカジキの刺身がマグロに似ているからだろう。ただ、白い筋が入っている場合もあり、そうなるとえらくたべずらい。

 一方、メカジキは全く違うもの。
 刺身だと、白桃色で驚くほど脂がのっている。大好物という人も少なくないだろう。
 ただ、一般的には、切り身販売。脂が濃いからソテーで食べる人が多いのではないか。バターが合うし。
 多分、若い層には好かれているのではないか。ただ、水銀濃度が高いので要注意だが。(1)

 ここまで脂がのるのは、水温が低いところに棲んでいるかららしい。(2)

 ところで、ずっと“女”舵木と誤解していた。雌だから脂がのって美味しいと聞いたせいだが。
 単に、目が大きいカジキだった。(3)

 --- 参照 ---
(1) 「水銀を含有する魚介類等の摂食に関する注意事項」
  薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会 乳肉水産食品・毒性合同部会 平成15年6月3日
   http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/06/s0603-3.html
(2) “刺身で絶品!「おがさわらメカジキ」 ” 海洋島第60号 東京都小笠原水産センター
   http://www.ifarc.metro.tokyo.jp/resources/content/4276/20090120-162640.pdf
(3) 「メカジキ」 東京都島しょ農林水産総合センター
   http://www.ifarc.metro.tokyo.jp/27,1111,55,227.html
(メカジキのイメージ) [Wikipedia] U.S. National Oceanic and Atmospheric Administration
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Xiphias_gladius1.jpg


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