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魚の話  2009年6月5日
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もずくの話…


  モズク酢で 海のモクズと 騒ぐ虎
   モズクと泡盛だけで酔える人もいるそうだ。
↑Photo by (C) 石垣島海辺.COM
 売られているモズクの大半は沖縄産。
 養殖に成功したのは沖縄だけだったかららしい。1977年のことだという。(1)

 このモズク、結構太めだから、南だから成長したと思っていたら、「オキナワモズク」という種らしい。
 「本モズク」は、ずっと細いものだそうである。もっぱら日本海で取れると耳にしたことがある。
 まあ、そうかも知れないという感じはする。ホンダワラに付く海藻だから、干満の差が大きい太平洋側では難しかろう。
 海産物も競争が激しいようで、能登では 「絹モズク」のPRにも力を入れているようだ。(2)

 昔、料理屋で出されたモズクといえば、細かったし、何故か山芋のすり身とか、鶉の生卵が入っていた覚えがあるが、最近はそんな料理は人気薄なのかも。
 今やオキナワ食の受けが良いようで、モズク雑炊を見かけることが多くなった。

 そういえば、このモズク「海鮮髪菜」と呼ぶらしい。香港への、輸出に励んでいるとか。(3)
 だいぶ以前だが、台湾で「髪菜」(4)をごちそうになったことがある。モズクに似ていたが、海藻ではなく山の産だという。珍味で相当な高級品との話だったが、その嬉しさは、残念ながらよくわからなかった。歓待用の縁起かつぎかも。
 高級品となれば、即座に偽者が横行するのが中国のお国柄だから、「海鮮」という命名はどんなものだろうかという気はするが、ウケはどうなのだろう。
 まあ、日本産食材は体に良いというイメージができあがりつつあるから、そのうち日本以上に人気を呼ぶ可能性もあるかも。
 ただ、海が綺麗であるとの前提が成り立っていればの話だが。

 --- 参照 ---
(1) 「モズク」 沖縄県水産課  http://www.pref.okinawa.jp/suisan/mozuku.html
(2) “1カ月間「絹モズク」生活−すし店の長女、能登の食材PRで挑戦” 金沢経済新聞 [2008年05月19日]
   http://kanazawa.keizai.biz/headline/253/
(3) 折原司: 「輸出先進地域を行く モズク 沖縄県水産課」 AFF [2005.2]
   http://www.maff.go.jp/sogo_shokuryo/yusyutu/aff/2005_02.pdf
(4) 台北には日本と同じような商品が普通に並んでいる時代。「髪菜」も高級品ではないようだ。
  「髪菜」 blog三宅真実子の新・台北ウオッチング [2007年06月7日]
  http://miyake-blog.boy.jp/blog/tw-new/2007/06/post_156.html
(モズクの写真) (C) 石垣島海辺.COM [石垣島観光WEBサイト] >>>


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