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魚の話  2009年6月19日
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ひがいの話…


  鰉とる ふねもみえけり ささなみの 志賀の浦わの 秋の夜の月
    御製とされているが。(1)う〜む。なんとも。

 生息している地域が限られているのに、(2)どういう訳が結構名前が知られているのが「ヒガイ」。

 “明治天皇が好まれたと言われ”ているからか。(3)本当なのか。
 そういえば、漢字が凄い。魚偏に皇なのだ。

 しかし、語源はヒガイス魚らしい。そうなると、弱いヤツということになる。(4)そんな魚に、それほど立派な名前をつけるものだろうか。

 ということで、検索してみたら、“京都で幼年期を過ごされた”(1)そうだ。
 それに、実際美味で鮎並みと評価する食通もいるらしい。
 もっとも、川魚で一杯という夏の風情を愉しむということだろうから、美味しく感じている可能性も高そうだが。
 そんな時代は今や昔である。

 --- 参照 ---
(1) 「魚の天皇のつけ焼き! [食い意地]」 blog: Hage Choroge 小銭を貯めて恋をしよう [2007-01-22]
   http://audrey-hotaru.blog.so-net.ne.jp/2007-01-22
(2) 「ヒガイ類」 大阪府産淡水魚検索図鑑
   http://www.epcc.pref.osaka.jp/afr/fish/tenji/sakana/sakana/higai.html
(3) 「信州の魚たち ヒガイ」 長野県水産試験場
   http://www.pref.nagano.jp/xnousei/suishi/sakana/s_higai.htm
(4) ヒガイ 日本辞典 http://www.nihonjiten.com/data/45686.html
   [大辞林]ひがいす=(名・形動) やせて弱々しい・こと(さま)。また、その人。ひがやす。 あの―な小男を〔出典: 浄瑠璃・曾根崎心中〕
   http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%B2%E3%81%8C%E3%81%84%E3%81%99&dtype=0&stype=1&dname=0ss


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