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魚の話  2009年7月10日
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こばんざめの話…


 小判より 君の誠意が 欲しかった

   鮫に小判とは、袖の下を嫌う切れ者を指すとか。

 小判鮫とはサメの仲間とばかり思っていたら、美ら海水族館で違うことを始めて知った。甚平鮫に寄り添っているから、どうしても鮫と思ってしまうが、良く見れば普通の魚の体型に近い。
 それにしても、上手くくっつくものだと思うが、相手の背中側でも平気だから驚く。仰向けで、気分が悪くならないのだろうか。

 おこばれにあずかる輩として蔑視的な用語になっているが、実態は違うようだ。
 “くっつく相手に食べられてしまうこともある”(1)そうである。こんなものにくっつかれて喜ぶ魚がいる訳はないから、当然ではないか。見かけは、お気楽だが、かなりの緊張関係が存在している訳だ。

 ダイバーにも気味悪い輩とされるようだ。“くねくねと身をよじらせて近づいて”きたりするというのだから、確かに。(2)

 こんな魚は、どうせ誰も食べないと思ったら、“漁師さんなどには美味であることを知られている”(3)とか。 まあ、臭いサメ肉ではないのだから、新鮮ならそうなのかも。

 --- 参照 ---
(1) 「コバンザメ」 海響館 http://www.kaikyokan.com/cgi/fish0/198.htm
(2) Yukito Inoue: “Manihi Pearl Resort lagoon with sharksucker”[2008年01月01日]
   http://www.j-love.info/ino/archives/20080101_manihi_pearl_resort_lagoon_with_sharksucker.html
(3) 「コバンザメ」 ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑
   http://www.zukan-bouz.com/suzuki2/kobanzame/kobanzame.html
(小判の画像) (C) Kappaa CG Gallery フリー素材の背景画像集
   http://www.kappaa.net/memo/bg_image.htm


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