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魚の話 2009年9月18日 |
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むつの話…ムツ釣りに 光輝く 職漁船名人でも、ムツ釣りの大漁は難しいらしい。 ビジネスとは針の数が違うということか。 ムツの漢字は、陸を魚偏にしたもの。陸奥と呼ぶと伊達様のことになるので、仙台では数の「六」を当て、ロクノウオと呼ぶそうだ。[広辞苑]昔は、簡単に獲れた魚だったということのようだ。ムツ子も人気だったらしい。 東京では「ギンムツ(メロ)」という魚の切り身が流通しているが、もちろんムツではない。(1)輸入冷凍魚「マジェランアイナメ」である。安くて、脂があり、骨もないから、業務用には最適。 本物は、今や滅多なことではお目にかかれない。と言う事は、メロもすでに同じ憂き目にあっていそうだ。 と言っても、小さいムツは時々見かける。伊豆では、地場品がときおり安値で登場したりする。新鮮なら、美味しい筈だが、小生もなんとなく敬遠してしまう。 身が軟くて、鱗剥がしが面倒そうだからだ。それに、目がキンメのようなレンズで、小さな一尾ものは親近感が湧かない。 それに、小物は味も違うのかも。と言うのは、子供は浅い場所に棲み、親のように深海では暮らさないから。そのため、相模湾あたりでは「オンシラズ」”(2)とも言われるそうだ。この辺りでは若いムツがあがるが、今一歩脂がのっていないとの不満からか。 ただ、成魚は深い所に棲むといっても、夜釣りの対象だから、夜は100m程度まで上がってくるのだろう。 釣師でもないのに、そんなムツ釣りの話を知ったのは、ムツ針というヘンテコな形のものがあることを、下田で耳にしたから。 (3)もちろん、下田だからキンメ釣り用の針だだが、もともとはムツ用のものだという。 針先が内側に曲がっていると、すぐに引っかかるらしい。小生は、それより、口先にかかり暴れても糸を切ったりできないということではないかという気がするが。素人だからよくわからんが。 いや〜。釣りと言っても、餌は、3枚におろしたサンマだというから手数のかかること。(4) --- 参照 --- (1) 「マジェランアイナメ」 東京市場卸協同組合 http://www.touoroshi.or.jp/fish2/fish2-3/fish2-3.html http://www.jfa.maff.go.jp/kokushi_hp/H16genkyou/H16syousai/67L.pdf (2) 「ムツ 陸魚」 築地中島おさかなクラブおさかな図鑑 [“現代おさかな事典〜漁場から食卓まで〜” エヌ・ティー・エス刊] http://www.osakana-club.com/shop/static?nexturl=osk_zukan/mutsu (3) 「100本掛アコウさがり」 (株)下田漁具 http://www.shimoda-gyogu.jp/akou100.html (4) 「ムツ 夜釣りの仕掛け」 ダイワ釣魚図鑑 http://www.daiwaseiko.co.jp/fishing/fish/sea/mutu2.html 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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