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魚の話 2009年10月2日 |
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すけとうだらの話…スケソウは どっさり儲かる 金卵漁師にとっては、「どっさり」感はたまらぬらしい。(1) もっとも、雪まじりの寒風中での漁で、重労働どころではないが。 スケトウダラ延縄漁業は岩内町から始まったのだそうである。まあ、それは昔の話で、今は底引きで根こそぎ獲るのだろうが。 ただ、相変わらず、ねじりハチマキと黒い長靴が好きなようで、スタイルの方は変わってはいないようだ。(2) よく知られるように、昔は、日本で最大の漁獲量を誇った魚だ。北の海に出向いて獲れるだけ獲っていたのである。それが規制で、できなくなり激減。 それでも獲り続けたから、日本海側のスケトウダラ資源が急減して当然。(3)そんなデータを示したところで、漁民の大漁狙いの体質は変わるまい。 岩内町は北海道西岸だから、魚場としてはメインではなさそうだ。ただ、干し鱈は日本海側で流通していたから、もともとはそちらが盛んだった筈。 真鱈と区別するために、“助惣[宗]”としたのだろうが、いかにも、獲れすぎて、宗助さんの力も必要となる魚といった感じがする。 スケトウの主流派は太平洋側のようだ。 こちらでは、孵化すると、三陸辺りに移動して大きくなり、成長期は十勝〜釧路で過ごし、成熟すると日高近辺に集まってくる習性があるそうだ。関東地区産の小振りの生が売られているのを見かけることがあるのは、そういうことか。 この魚言うまでもないが、練り物原料。しかし、それほどの人気はなく、今一番喜ばれているのは卵を加工した辛子明太子だろう。 その昔は、寒流がずっと南まで流れこんでいたのだろうか。 --- 参照 --- (1) 「スケソウ大漁節」 作詞: 星野哲郎 うたまっぷ http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=52748 http://uma-i.seesaa.net/article/11316416.html (2) 「たら丸」岩内町企画経済部企画産業課 http://www.town.iwanai.hokkaido.jp/iwanaikanko/play/other/taramaru/ (3) 「スケトウダラ日本海北部系群資源回復計画」 水産庁 [平成19年3月29日] http://www.jfa.maff.go.jp/sigen/suketoudara%20nihonkaihokubu.pdf (4) 「おさかなセミナーくしろ1998 スケトウダラを知ろう スケトウダラの生活史」 北海道区水産研究所 http://hnf.fra.affrc.go.jp/H-ouhou/osakana/panfu98.htm#05 (Alaska pollockの写真) [Wikipedia] http://en.wikipedia.org/wiki/File:Walleye_pollock.jpg 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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