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魚の話 2009年10月16日 |
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あかがれいの話…墓参り 行けよと促す 赤鰈 腹の赤さは、食べた蝦プランクトン色だろうか。 赤腹と聞くとなぜかヤモリやイモリを想ってしまう。季語はとうなっていることやら。 ←Photo by (C)Tomo.Yun 「ゆんフリー写真素材集」 “魚好きの主婦が・・・「ちょっと贅沢だけどアカガレイにでもしようか」と言う”(1)手の魚だそうだ。 お彼岸中日前、やたら込み合うスーパーの魚売り場にでパレットの氷の上に山と積まれて売られていたのを見かけたが、廉価で、そんな気は全くしなかった。 なのだ。東京ではないから安いといっても、一尾ものにしては、余りのお値段。 豊漁で早く売りたいのか、小ぶりすぎるせいか、理由はわからぬが。供給地表示がなかったが、ともかく腹の赤さが目立つから、新鮮なものであるのは間違いないのだ。 お彼岸なので購入しなかった、と言いたいところだが、実は、洋風の夕食と予め決めていたため、半身の生鮭を選んだのである。 まあ、この値段でカレイが買えるのは、よくてあと数年かという気になり、残念ではあった。・・・この時期に、一度に小ぶりの魚を底引きで大量に獲ったなら、そのツケは必ずやって来る。 資源実態レポートをじっくり調べてみる気にはならなかったが、日本海では豊漁が続いてきたようだ。(2)と言っても、資源状況はよくわからずというのが実態のようだ。 場所柄、蟹漁のついでに獲れる魚らしい。そういえば、腹が内出血したように赤いのは、カニさんに脅されるからとの冗談話を耳にしたことがあるが、どうして赤いのかは気になるところではある。 それはともかく、カニ獲りがメインに違いない訳で、アカガレイ独自の資源保護対策がとれるとはとうてい思えない。不運。 日本海だけでなく、北海道噴火湾でも、豊漁のようだ。2009年は前年の4倍の漁獲だとか。(3) この好調を維持するためか、網の改良が進んでいるらしい。刺し網を使うようだ。 魚の視覚力の違いを考えると、“漁具の 形状は重要”(4)とされているらしい。ただ、どんな視点で「重要」なのかは部外者には理解不能だが。 --- 参照 --- (1) 「アカガレイ」ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑 http://www.zukan-bouz.com/tokyo/sakana/karei01.image/akagarei.html (2) 橋本寛: 「いつまで続く??アカガレイの豊漁」 福井県水産試験場 2009年 http://www.fklab.fukui.fukui.jp/ss/gyoseki/topic/pdf/218_1.pdf (3) 「アカガレイの数量4倍、金額2・4倍に 噴火湾・八雲町漁協」 週刊水産新聞[2009年08月31日] http://www.suisan.jp/hokkaido/002694.html (4) 松田圭史,他: 「ソウハチ, ババガレイ,アカガレイの脳外形の比較に ついて」 北海道大学水産科学研究彙報 2009年 http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/33080/1/58-1.2_p7-10.pdf (アカハライモリの写真) Photo by (C)Tomo.Yun 「ゆんフリー写真素材集」 http://www.yunphoto.net 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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