表紙 目次 | 魚の話 2018年1月15日 つむぎはぜ の話美しき 紬柄でも 身には毒琉球紬にはついつい惚れてしまうもの。 沖縄河豚は河口付近やマングローブ地帯に群れており、珍しくもない魚らしい。トラフグと同属ではないものの、よく似ている。水際で動いていれば目立つから狙われる筈だが、毒を持つことから悠々としていられるのであろう。 この魚ほどには大きくならないが、15cmに達し、色調が似ており、見かけ同類と見なしたくなる鯊がいる。 紬鯊/Yellowfin Toxic Goby ハゼなので、本来は底棲であるが、沖縄河豚が居るところに群れているところがよく目撃されるようだ。 フグ毒あるゾとの見せかけ擬態かと思ったら、英語名でおわかりのように、フグ特有の神経毒(テトロドトキシン)が筋肉や皮膚に含まれているという。実際に中毒死が発生した例が報告されているらしいから、危険この上ない魚である。実際、西表島では、鼠駆除用毒餌に用いていたというし。 但し、フグの場合と同じで、毒素の由来は外部だから、餌の状況によって毒の蓄積度はかなりのバラツキがあろう。 ○Yongeichthys・・・ツムギハゼ類 紬鯊/雲斑鰕虎/Yellowfin Toxic Goby(criniger) (nebulosus)…こちらも中毒例あり. (thomasi) (tuticorinensis) 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> (C) 2018 RandDManagement.com |