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魚の話  2018年1月20日

かにはぜ の話


 蟹歩き
 かえって目立ち
 捕獲され

 蟹真似すると襲われないものなのだろうか。

ソフトコーラルの擬態鯊[→]を扱ったが、砂底にも擬態で有名な種が存在する。
  蟹鯊

第一、第二背鰭に眼状斑が一つづつあり、確かに、蟹が動いているように見える。蛾の翅によくある脅し用擬態そっくりである。
  → [Marine]カニハゼ/Signigobius biocellatus
    by aquarium B-BOX@YouTube2011/02/05

よかれと思って決めた意匠なのだろうが、それによってアクア用に獲られる羽目になり、裏目かも。(ペアを組むために、目立たせている可能性はどうなのだろう。)
西太平洋アラフラ海やミクロネシアのサンゴ礁域の砂泥底棲息。
蟹に似せた動きをするのであるから、砂底をヒョコヒョコと移動しながら、砂の中の微生物を食べるのが日課になる。
水槽の底の砂掃除役にはまりそうだが、他に助力者がいなければ、適度な汚れ具合が保てるとは限らないから、期待のかけすぎではなかろうか。
そもそも、このような食性だと、餌やりが難しそう。
にもかかわらず、アクアショップの扱い品目になっているところを見ると、飼育のプロには秘策があるのかも知れぬ。

【鬚鯊、等の《Gobiinae》グループ】
 ○Signigobius・・・シグニゴビウス類
  蟹鯊/雙斑顯色鰕虎魚/
     Signal goby,Twin spot goby or Crab eyed goby(biocellatus)

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