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魚の話 2013年2月2日 | 「魚」の目次へ>>> |
| ウケグチノホソミオナガノオキナハギの話…小生は初耳。 「受口一刀鯛」は図鑑で見たことがあるが、「受口」がついて、こんな長たらしい名前の魚があるとは。 おそらく、お魚マニアは、皆さんご存知なのだろうが。 よく読むと、17文字。うーむ、これは俳句か。 受口の 細身尾長の 翁ハギ 長いが実は覚え易い工夫がされている訳だ。 どうしても、名前を覚えてもらいたかったのだろうが、そこまでする必要がありそうな魚とも思えないのだが。 魚学者の教養レベルは極めて高いし、真面目な顔をして冗談を言う方も多そうだから、ひょっとすると謎掛けを仕込んでいるのかも知れぬ。もっとも、そんなことがバレると顰蹙モノだから、凡人には絶対にわからないような細工があったりして、命名者だけほくそえんでいる可能性も。 まあ、どれだけ遊ぼうと、日本では見かけない魚だから、文句は出ないかも。インドネシア辺りやインド洋等に棲んでいるそうだ。 写真で見ると口が細く尖っている。これで、下顎が出ていたりすると、食べるのに往生しそうだが、どうしているのだろう。餌は咥えるのではなく、吸い込むのかも。是非、一度、その辺りを拝見させて頂きたいもの。 ただ残念なことに、展示している水族館は東京からはいかにも遠い。その機会は巡ってきそうにない。 名称からすれば、「翁」のような「はぎ」だから、カワハギの類ということになるのだそうだ。写真で見る限り、およそ似たところ皆無。 ところが、性格的にはカワハギそのものだとか。好奇心があり、隠れずに泳ぎ回るらしい。そういうものなのかね。 敵がいないし、口先から、尾っぽまで、細長いからどこでもスイスイとすぐに近寄るだけの話ではないかと思うが。逃げないのは、敵が少ないということでは。 それにしても、水族館向きの魚だ。 --- 本 --- 中村元[監修/写真]/ 奥津匡倫[執筆]: 「水族館で珍に会う」 エンターブレイン 2013年1月22日 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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