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魚の話  2018年2月16日

さんかくはぜ の話

 ミカドだと 鰭を自慢し 底泳ぎ
  背鰭は△だが、特徴的なのは身体の断面が△である点。

体色が半透明がかったグレーで、体躯的には太短な鯊がいる。
写真を見た印象では、△的な形状感は薄いが、そんな命名がなされている。
  三角鯊
欧米感覚では家庭用フューズに似ているように映るのだろうか。砂底に居るので保護色的な様相を帯びているだけに思えるが。

分布は、東はアフリカ〜西のタヒチ〜北は沖縄〜南は豪州西の離島とインドパシフィック全域に広がっており、標準的なSandgobyと言えそう。
もちろん、各地で土着種扱い。たいていは数m深さのラグーンでうろうろしているようだが。

もちろん、そうした環境から若干ズレた場所にもSandgobyはいる。たいていは地域独自種として生きている。
  浴衣鯊
  [サザレ]

【鬚鯊、等が所属する《Gobiinae》グループ】
 <熱帯棲分志向>"本流"  → 「はぜ 全体像」
 ○Fusigobius・・・サンカクハゼ類
  三角鯊/短棘紡錘鰕虎魚/"common" Fusegoby(neophytus)
  背星三角鯊/裸項紡錘鰕虎魚/Barenape goby(duospilus)
  旗立三角鯊/下斑植鰕虎/Blotched sandgoby(inframaculatus)
  鰭振三角鯊/斑鰭紡錘鰕虎魚/Signalfin goby(signipinnis)
  カペラ三角鯊/(pallidus)
  -/金斑紡錘鰕虎魚(aureus)
  -/長棘紡錘鰕虎魚/Orange-spotted sandgoby(longispinus)
  -/大植鰕虎(maximus)
  -/立鰭植鰕虎(melacron)
 ○Hazeus・・・ユカタハゼ類
  浴衣鯊/大瀧粗棘鰕虎魚(otakii)
  Eilat sandgoby(elati)@イスラエル
  -/單鱗粗棘鰕虎魚(unisquamus)
 ○Grallenia・・・サザレハゼ類
  [サザレ]/砂棲格拉倫鰕虎(arenicola)
  -/利氏格拉倫鰕虎/Filamented pygmy sandgoby(lipi)
  Bali goby/巴厘島格拉倫鰕虎(baliensis)
  Ornamented goby(compta)
  Dimorphic goby(dimorpha)
  Lau goby(lauensis)
  Red-stripe goby(rubrilineata)
  Solomons goby(solomonensis)
  (maculipinnus)@モルジブ
 ○Psammogobius・・・プサムモゴビウス類
  -/雙斑舌鰕虎魚/Sleepy sandgoby(biocellatus)
  -/南非砂鰕虎魚/Knysna sandgoby(knysnaensis)
  (pisinnus)
  (viet)

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