表紙 目次 | 魚の話 2018年2月19日 ぬえはぜ の話👻 ヌエよりも 化け上手なり 鯊世界化け物の千変化を軽く凌駕するのが鯊。 透明的な体躯の鯊は"Ghost goby"と呼ばれているが、日本的感覚からは幽霊とは程遠いようで、違う箇所に目が行くので、海菖蒲鯊とか、海竹鯊という名称になる。ただ、透明感が立派だとなれば硝子鯊と呼ぶことになるが、そちらは"Ghost goby"ではない。[→]文化の違いであろう。 しかし、"Phantom goby"に関しては、感覚を共有できたようである。 南不知火鯊 言うまでもないが、不知火とは八代海〜有明海に8月1日頃に出現する妖怪(蜃気楼)のこと。 小生には、鬼気どころか、気味悪さも全く感じられぬが、様々な種を見続けていると、その微妙な色彩に神経を逆撫でされでザワザワさせられるのかも知れぬ。訊いてみたいものである。 [→Photo by (C)瀬能宏] ひょっとすると、曖昧な色彩だと、表現するのが難しくなるからお腹立ちということかも。 そう考えるのは、いとも不思議な命名があるから。 鵺鯊 ヌエは、源頼政が退治した、姿が曖昧だが(猿頭, 獅子胴, 蛇尾, 虎手足, 虎鶫声)妖力を発揮する怪獣。 小生は、結構可愛いじゃないか、と思ったのだが。マ、蓼食う虫も好き好きの世界である。 [→Photo by (C)瀬能宏] 【鬚鯊、等が所属する《Gobiinae》グループ】 <熱帯棲分志向>"本流" → 「はぜ 全体像」 ○Silhouettea・・・シラヌイハゼ類 不知火鯊/道津扁頭鰕虎魚(dotui) 南不知火鯊/Phantom goby/南方扁頭鰕虎魚(insinuans) -/紅海扁頭鰕虎魚/Red Sea goby(aegyptia) -/絲鰭扁頭鰕虎魚/Barebreast goby(sibayi) ○Siphonogobius・・・ヌエハゼ類 鵺鯊(nue)@日本の太平洋岸河口砂礫底(深度1-2m) (上記リンク Photo) 神奈川県立生命の星・地球博物館・国立科学博物館 写真データベース…http://fishpix.kahaku.go.jp/fishimage/ 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> (C) 2018 RandDManagement.com |