表紙 目次 | (C) 2016 DBCLS 統合TV/CC-BY-4.0 櫛水母の話 2018年4月3日 かめんくらげ の話😎 ほくそ笑む 刺されるからと 皆避けて傘形であり、突起もないから、刺胞動物そのものの体形で櫛水母動物に属しているとはとうてい思えない種がある。 仮面水母 素人からすれば、擬態でもなかろうし、そんな馬鹿なことがと思ってしまうが名前を見て納得。 極めて脆弱な体躯で、触られると様々な形に変形するのだという。もちろん、兜水母体形のような突起が現れたり、扁平な形もありうるし、ダンベル状とどのようにして形を選ぶのか全く理解できないほど。 ただでさえ種類が多い"水母"で、これは一体どの類いだと言ってもどうにもなりそうにないが、櫛水母独特の持ち物の8列の櫛板だけは目立つのである。 櫛板に役割を期待していない風情だが、これこそ俺のIDと言わんばかり。 15cmほどの体躯だから、みではある。 → {PHOTO](C) jenniferkwong@wikispaces おそらく遊泳能力ゼロだから波や潮流がある場所ではとうてい生きていけまい。しかし、冷水域は苦手とくるらしいから、そうそう出会える種ではない訳だ。それに、通常用いられている採取方法では身が崩れてしまうだろう。じっくり観察するのは至難の業だろう。 未だに、深海潜水艇でようやくみつかるという希少種である。 ・・・と思っていたら、西海国立公園九十九島周辺ではほぼ毎年春に全長1〜2pの小型が出現するという。 [「どうぶつのくに」Vol.52 カメンクラゲby 秋山仁] 成長すると、体が脆弱なので深い場所に移動するのだろうか。 【有櫛動物/Ctenophora】 ┼有触手Tentaculata ┼┼◆仮面水母Thalassocalycida ┼┼-Thalassocalycidae ┼┼┼○Thalassocalyce・・・カメンクラゲ類 ┼┼┼┼仮面水母(inconstans) 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> (C) 2018 RandDManagement.com |