---「情報革命」神話の見方 その5

            米国のネットバブルが萎むと余波も大きい。

 米国のネットバブルが弾け始めたようだ。

 インターネットに関係するベンチャーの株価が低落している。といっても、黒字見込みが無い企業の株価が高騰し続ける筈はないから、驚くような事態ではない。もともと、ハイリスクな投資なのだ。

 ところが、この余波が優良企業に影響を与えている。

 2000年10月10日、ルーセント・テクノロジーは業績見通しの下方修正を発表した。プレス・リリースには、収益が予想より低くなった主な理由が3つあげられている。(http://www.lucent.com/press/1000/001010.c0a.html)
 うち2つは、思った程売上が伸びないとか、考えるより売上の落ちが厳しかったという、極くありふれたものだ。前者は光システム事業、後者は交換機だ。誰でもが「さもありなん」と思う。
 ところが、もう1つの理由は全く違う。

 なんと、新興サービス・プロバイダー市場での不良債権問題だという。ネット事業が伸びるということで参入してきた企業に納入した情報通信機器代金が回収できないのだろう。金を貸して、設備受注獲得に走ったのだろうか。
 爆発的に伸びるネット事業の設備投資増大のお蔭で、情報通信機器事業も伸張したが、結局は過剰設備だったことになる。
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