---日本のIT戦略

            Voice over IPは現実だが

 2001年1月30日、AT&TとWorldComは揃ってVoice over IPを始めることを発表した。ついに、世界を代表する電話会社が脱電話網に動いた。AT&Tは、最初の顧客はNCR、ルーターはCisco Systemsの2600/3600、と発表しているから、宣伝効果狙いではなく、本格的にインターネット通信化を図る決断をしたといえよう。長らく語られてはいたが、ついにVoice over IPが企業に入ってくる。電話、データ通信、ビデオをIPで流す時代が始まる。
(AT&T:http://www.att.com/press/item/0,1354,3639,00.html、WorldCom:http://www.worldcom.com/about_the_company/press_releases/display.phtml?cr/20010130-2)

 一方、日本ではどうか。

 政府の高官が、競争政策導入で電話料金低下を実現したと語る。3分10円の市内通話料金が2割下がったり、長距離通話が半額になったと誇らしげだ。電話企業に電話網ビジネスで競争させることに、意義を感じているようだ。
 電話で競争させても、競争政策にならないことが理解できないのだろうか。
 それとも、どうせ国民はインターネットと電話の違いも分らないから、電話料金が下がれば喜ぶと考えた政治的発言なのだろうか。

 
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