---ウインドウズの位置付け(2)

            クライアントパソコンの閉塞感が強まる

 一般用パソコン(クライアント)のOSでは、MacOSはあるものの、事実上ウインドウズの1人勝ち状態と言えよう。
 その上、キーアプリケーション・ソフトについても、圧倒的なOSの力をバックに、後発にもかかわらずリーダーに挑戦し、次々とその地位を奪ってきた。新技術で戦うのでなく、ビジネスの進め方や、法律も活用して、激烈な戦いを繰り広げたため、反マイクロソフト派を生み出している。さらに、OS機能によるアプリケーションソフト支援、抱き合わせ販売、OS組み込みや無料化、といった施策が目立つため、独禁法抵触訴訟が長期に渡って続いている。
 このためウインドウズに反感を持つプロフェッショナルは多いが、「話題のアプリケーションがいち早く簡単に使える」敏捷な動きで対応したため、一般の利用者はそれなりに支持しているといえよう。しかも、ソフトのバンドル化やプレインストール化で安価化の印象も与えているから、必ずしも、反マイクロソフト感情は高まってはいない。
 しかし、魅力的な新アプリケーションが登場しにくくなってくると、OS価格が高く感じられるから、今後、利用者の態度は一変しかねない。

 ウインドウズ95から98、MEと進むにつれ、技術の発展スピードが落ちた印象は否めない。パソコン需要も一巡した上、魅力的な画期的なソフトも登場しなくなり、インターネット接続の熱狂も薄れてきたため、閉塞感さえ漂い始めている。
 ここで、次世代ウインドウズ登場と共に、魅力的なアプリケーションが動かないと、マイクロソフトへの風当たりは急速に強まりかねまい。クライアント側のパソコンは結節点にさしかかっている。
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