---ウインドウズの位置付け(4)

            パソコン周辺は特化企業が強い

 2001年11月、マイクロソフトはコンソールゲーム機器「Xbox」を米国で発売開始した。本格的に末端機器ハード市場に参入したことになる。仕様はパソコン同等だが、小売価格は仕様に比してかなり安価だから、1台100ドル程度の持ち出しになると予測される。すでに2000万台普及しているPS2と熾烈な競争を始めることになる。
 マイクロソフトはPDAでもトップシェアを誇るパームOSに対して果敢に挑戦を続けている。

 こうしたシェア争いは、ドラマティクであり、広告宣伝費用も急増するからメディアは大歓迎である。シェア変動や、新モデルや新ソフトの内容が、華々しく報道され、一寸した変化が生じるたびに勝負の行方が議論される。
 しかし、周辺分野では、パソコン用OSウインドウズの圧倒的な地位を活用すると市場浸透が容易だ、とは言いかねる。少なくとも、過去の例を見る限り、OS保持者という利点が効果をあげているとは思えない。
 例えば、ネットワークソフトNetBEUIでリーダーのノベルに挑戦したが、成果は限定的で、標準の地位は獲得できなかった。新しい入力方法と騒がれたペンウインドウズも、結局市場は立ち上がらなかった。OSの影響を大きく受けるパソコン周辺機器接続の領域でも、アットワーク計画は上手くいかなかった。

 PDAはパソコンとの連係商品でもあるから、ウインドウズだけでなくエクセルとの接点を活用すれば優位性を発揮できる筈だから、勝てるチャンスはある筈だ。しかし、パームの地位は今もって揺らいではいない。
 これらの例を見る限り、周辺分野では、ウインドウズの力はプラスに働いてはいない。優良顧客の支持を得ている分野特化企業は、ウインドウズ側からの挑戦に対抗して戦える強力な体制を持っているといえよう。
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