---ウインドウズの位置付け

            OSのグローバル化が英語一極集中状況を終わらせる。

 コンピュータの文字表現の世界標準はいまもってASCII(7ビット)+1ビットの1バイト(8ビット)コードである。英語は、アルファベットの大文字小文字に数字や若干の記号を入れても、せいぜい100文字だから7ビット(128)でコード化できる。

 しかし、世界が英語で統一されていく訳ではない。実際、ユーロ通貨の登場で市場統合が加速している欧州では、言語の自己主張は強まっているように見える。例えば、欧州製グローバル商品の解説書には23の言語で、全く同じ説明が掲載されている。(英、独、仏、伊、オランダ、ベルギー、スペイン、ポルトガル、デンマーク、フィンランド、スエーデン、ノルウエー、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ロシア、エストニア、リトビア、リトアニア、ギリシャ、トルコ、アラブ首長国連邦)パソコンの多言語対応は現実的にビジネス上必要な時代に入ったといえよう。

 ここで問題になるのが、漢字系言語である。文字数が膨大なので2バイトのコードを使うしかない。ところが、互換性を考えずに、国別に文字体系が作られてしまった。日本語は、JIS第1・第2水準(X_02058)の6355文字に加え、補助(X_0212)の5801文字の合計、約12000文字だ。これに、中国GB(約7000)、韓国KS(約5000)、台湾BIG5(約13000)を加えると37000に達する。2バイトでは残りは30000を切るから、2バイトで文字コード統一はできない。

 従って、新文字コードの導入は不可欠である。そのようなものとして、ユニコード体系が長く議論されてきた。(http://www.unicode.org/)その議論を踏まえて、ビジネス用途向けのウインドウズNT/2000はユニコードを実装した。ビジネスのグローバル化対応に合わせた多言語化はすでに始まっている。コードを統一すれば、OS開発コスト低減が図れるから、当然の動きである。ウインドウズ98でも本格的な多国語サポートが付属している位であり、今やほとんどの言語でメール送受信が可能なのだ。

 ウインドウズとそのアプリケーションの全面ユニコード化が進めば、インターネットの言語標準は英語という状況は急速に変わる。インターネットの世界が急速に多国語の世界に変わり始める。
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