---ユビキタス世界の到来

            ケータイ不用の時代が見えて来た。

 どこにいても無線でインターネット接続できる時代が目前に迫って来た。すでに、家庭内無線LANの構築は、数万円の出費で、素人でも可能だ。しかも、その通信スピードはADSL以上である。良く知られるこの無線LANと同様の仕組みが、家庭外でも一般化する可能性が高くなった。予想より早く、全世界統一化が進んでいるからだ。

 動きは、2001年末に始まったが、2002年4月29日、無線LAN接続サービス業者や認証システム開発者を中心とする無線LAN統一規格団体「Pass-One」が正式に発足した。(創設者:Wayport、Wificom、FatPort、Open Point Networks、Tele2)(http://www.pass-one.com/data/upl/17-0-pressReleaseApril29th,2002.pdf)

 動きが速いから、課金方法や通信スピードの統一基準については、すぐにも合意できそうだ。課題は認証ソフトの統一だが、こちらも、そう難しくはなさそうだ。標準化に成功すれば、世界中で同一品質の無線LANサービスが始まる。後は、どれだけの業者がPass-One規格に参加するかだ。しかし、すでにユーザーはこのメリットを良く知っているから、一端動きが始まれば普及は早いと見るべきだろう。

 そうなると、通信業界に激震が走る。特に影響を受けるのが、インフラ構築に巨大投資が必要な第3世代携帯電話だ。無線LANは、敷設済みの光ファイバーに安価なアクセスポイントを繋げるだけでインフラ完成だから、極めて低コストで運営できる。どこでも接続できるようになれば、音声通信は、高額な電話網からインターネット網に移行する。
 こうなると、ケータイのインフラも、ISDN網同様、お荷物になりかねない。
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