---ウインドウズの位置付け

            セキュリティ保証の仕組み作りが始まる。

 米国全国紙USA TODAYの記事によれば、ネットワークがどの程度安全かを測る評価システムの導入が始まっているそうだ。検定ソフトによって、ネットワークのセキュリティ度を10点評価する仕組みである。(http://www.usatoday.com/usatonline/20020227/3896905s.htm)

 このソフトを配布しているのが、71の企業/学術機関/政府関連期間が2000年11月に設立した、CIS(Center for Internet Security)である。(http://www.cisecurity.org/)
 2002年7月には、米国政府機関、National Security Agency、Defense Information Systems Agency、National Institute of Standards and TechnologyがCISと組んで、WindowsNT/2000で動くコンピュータのセキュリティ検定を行う、と発表した。(http://news.com.com/2100-1001-944308.html)

 この動きは、同時期に発表された、BSAの調査報告書の警告が影響したと思われる。
 49%の専門家が、e-政府へのサイバー攻撃が今後1年内に発生すると予想している。その上、リスクは増加していると見ている。にもかかわらず、政府が対処していないとの回答は38%もある。これは、準備できているとの回答の倍だ。(http://www.bsa.org/security/resources/2002-07-22.131.pdf)
 米国政府の動きは機敏である。7月末には、大統領直下のサイバーセキュリティ・アドバイザーが2800頁のセキュリティ国家戦略書をもとに、1500名ものソフト開発専門家に対して、方針を語ったそうだ。(http://www.gcn.com/vol1_no1/homeland/19486-1.html)

 インターネットの世界を管理するつもりはないとしているものの、サイバー世界におけるセキュリティを米国政権が責任を持って保証できる体制を確立する方向に進むことになろう。
 これは、ブッシュ政権の国土安全保障省構想に沿った、戦略的動きそのものだ。セキュリティ関連の政府機関の組織的統合といった単純な施策で終わることはあるまい。

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