---ユビキタス世界の到来

  日本はモバイル/インターネットの先進国ではない。

 2002年9月、ITUが第3世代携帯の普及をにらんで、モバイル/インターネットの利用度指標による国別ランキングを発表した。(http://www.itu.int/osg/spu/publications/sales/mobileinternet/toc.html)

 インフラ面が50%、利用度で25%、市場状況で25%、との重みで採点した結果だ。
 第3世代で先を進んでいると自負しており、iモード普及でケータイ先進国と誇る日本は54.94点。なんと20位である。これでは、日本は優れているとはとても言えまい。

 予想されていた通り、香港が世界1位だった。ITに注力する韓国(7位)やシンガポール(13位)も、もちろん日本より上位だ。実感通りだ。
 とはいえ、世界に冠たるIT国家シンガポールが欧米より低いので多少の意外感はある。但し、この「遅れ」は、インターネット先進国故の、第3世代移行のが鈍さかもしれない。無線電話でなく、一挙に無線インターネットに進む、先進性を示している可能性もある。

 携帯電話といえば北欧、との状況も確認できる。デンマーク(2位)、スエーデン(3位)、ノルウエー(6位)、フィンランド(12位)が上位に並んだ。
 さらに、欧州の小国スイス(4位)、オランダ(9位)、アイスランド(10位)もランクに加わる。

 60点以上(13ヶ国)が一応合格点だとすると、米(5位)、カナダ(11位)、イギリス(8位)は入るが、独(17位)、日(20位)、仏の3ヶ国は落ちる。
 この3国は、モバイル/インターネットで後進性を抱えているといえよう。
 古い文化を持ち、成熟して新陳代謝を避ける国では、通信サービスの革新はなかなか進まないと言えそうだ。

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