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---ユビキタス世界の到来   

   通信インフラは変わるか…
2004.10.6
 802.11g/b無線LAN機器は廉価となり、どこの電気店でも販売されている。
 なかでも、Linksysの「WRT-54G」は、世界の54M無線LANルータの3人に1人が使用しているそうだ。(1)

 この機器が注目を浴びるのはシェアだけではない。使われているOSがLinux なので、どのように発展するのか、関心が集まっているのだ。
 というのは、GPLが適用され、ファームウエアが公開されているからだ。(2)

 プログラムのコードがわかるなら、知識さえあれば、改造可能だ。
 Linux Journal 2004年8月号に「Linux on Linksys Wi-Fi Routers」が掲載され、話題になっているようだ。(3)

 おそらく、力のあるエンジニア達が、様々な機能向上策を開発するのだろうが、なかでも一番インパクトある使い方は、屋外開放型ルーターへの変更である。
 実際、特別なファームウエアをインストールするだけで、メッシュ・ネットワーク用の屋外機器に変えることができることが発表されている。(4)

 もしも、こうした流れが支持されれば、通信の世界は一変するかもしれない。
 今までは、高額な投資を要するバックボーン回線に繋がる、少数のアクセスポイントに末端機器が接続する構成の通信インフラ構造だった。
 この構造が大きく変わる。バックボーン回線に繋がっていない、無数の安価な無線ルーターがアクセスポイントの役割を果たすことになる。膨大な数の無線ルーターがインフラとなる訳だ。

 この動きは、まずはビジネスから始まるかもしれない。(5)
 しかし「WRT-54G」クラスなら、個人で簡単に購入できる価格だから、各家庭が設置することもできる。そうなれば、全家庭に通信線を引き込む必要がなくなるかもしれない。

 --- 参照 ---
(1) http://www.linksys.co.jp/product/wireless/g/wrt54gv2/wrt54gv2.html
(2) http://www.linksys.com/support/gpl.asp
(3) http://www.linuxjournal.com/article/7609
(4) http://www.sveasoft.com/modules.php?name=SveasoftArticles&op=SveaReadArticle&id=1
(5) 例えば: http://www.actech.co.jp/product/Firetide_1.htm

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