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2005.6.14
 
 


新形態ラジオ放送はヒットするかも…

 Apple Computerの「iPod」の普及に合わせて、「podcasts」が急速に立ち上がってきたようだ。

 ブログの音声版とも言えるが、一寸違う。
  (純粋ブログ系は、メディアで時々紹介されている。(1))

 しかし、「podcasts(2)」はわざわざサイトを見に行く必要はない。番組を自動的に受信できるようなソフトができているからだ。

 インターネットラジオはストリーミング放送だからその時間でなければ聴取できないが、「podcasts」はオーディオ・デジタル・プレーヤーにダウンロード済みだから、外出時に聞けるのである。

 これは、ハードディスクビデオが提供している機能に良く似ている。興味あるテレビ番組はとりあえず録画しておいて、家に帰った時に視聴するのとほとんど同じである。

 とはいえ、従来型のラジオ放送を「podcasts」型に変えるのは、簡単ではない。少なくとも音楽に関しては、著作権の問題が解決できない限りインターネットでは簡単には使えない。これだけでも、とてつもないバリアである。

 しかし、放送局にとっては脅威といえよう。
 特に、BBCが“Podcasting could be a revolution”(3)と報じた上ダウンロードサイトを作ったから、業界人は穏やかでいられなくなった訳である。

 ところが、この上を行き、「podcasts」ラジオ放送を始めた局があるようだ。(4)一寸毛色が違う局のようだが、間違いなくラジオ局である。

 米国西海岸のことだから、トーク番組など流したところで、たいした聴取率がとれないから挑戦してみるか、という程度のノリで始めた可能性もあるが、放送業界人がインターネット番組作りに本格的に入ってきたのである。これは、放送局がインターネットにサイトを作るのとは全く違う。インターネットと放送の融合と言える。

 番組担当ディレクターは集まったコンテンツから取捨選択して放送することになる。場合によっては、過去の番組で著作権上問題のないものも使える可能性もある。ラジオ放送コンテンツ作成のスキルが役立ちそうだ。
 しかも、ブログのような聴取者からのコメントが直ぐに得られるから、聴取者からのフィードバックも得やすいから、素早い対応もできそうだ。

 デジタル・オーディオ・プレーヤーが「podcasts」に対応してくると、このコンテンツ産業は立ち上がる可能性がでてきた感じがする。様々なジャンルを立ち上げることができれば、スポンサーも獲得しやすそうだから、従来型と似た形でラジオ放送のビジネス展開ができるかもしれない。

 --- 参照 ---
(1) http://dedio.jp/
(2) http://www.ipodder.org/
(3) http://news.bbc.co.uk/1/hi/technology/4566059.stm
  BBCのPodcast Feed URL: http://downloads.bbc.co.uk/rmhttp/downloadtrial/radio4/today/rss.xml
(4) http://www.kyouradio.com/website.php?page=podcasts


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