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2005.6.28
 
 


スパコン普及のボトルネック…

 The Sanger InstituteのITシステムがテラバイトに達したのが1997年だという。(1)
 現在は、300テラバイトであるが、これでは不足するようになってきた。ついにペタバイトに進むことになる。

 毎週1千万ヒットというから、ウエブ管理も大変である。負荷調整のスイッチング技術で対応する必要がある訳だ。

 さらに、イメージ分析(Gene Atlas)が加わると、とてつもないことになる。毎週2テラバイトのデータが生み出されるからだ。

 流れは見えてきたようだ。
  ・Linuxベースのクラスター・コンピュータが主流になる。
  ・SANベースの数テラバイトファイルシステムが当たりまえになる。
  ・ミラーとスタンバイ・コピー、ウエアハウジングとバックアップは基本体制となる。

 ブレードコンピュータも安価になってきたから、このようなシステムが世界中に登場してくると思われる。
 クラスター・サーバー技術が進歩し、グリッド・コンピューティングが一般化するという流れが見えてきた。

 ・・・これは、コンピュータ技術者の楽観論かもしれない。

 いよいよ大変な時代に入ったともいえる。

 実は、キャビネット1つから発生する熱だけでも、20Kwあるという。この熱量で空調で対応するのだから結構大変だと思う。
 しかも24時間稼動だ。使用電力量は膨大になる。

 ハードは安価になり、ソフト開発も楽になったし、メンテナンスもかなりのレベルまで自動化してきた。
 しかし、低消費電力化・冷却技術の方は目処が立たない。少なくとも、既存技術の延長では、1CPU0.5Kw程度にならざるを得ないようだ。(2)

 この問題は新しいものではないが、未だに、新原理を探している位だから、突破口への道筋ははっきりしていないようだ。(3)

 それはともかく、電気料金だけは目の玉が飛び出る額に達する。(4)
 これが、スパコン普及のボトルネックとなりそうである。

 --- 参照 ---
(1) Sanger Institute Information Technology
  28枚のスライド: http://www.sanger.ac.uk/Info/IT/?num=1
(2) http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/shiryo/007/05022402/002/002.htm
(3) 「通信・演算情報量の爆発的増大に備える超低消費電力技術の創出」(2005年度設定)
  http://www.jst.go.jp/kisoken/boshuu/jigyou/carea/02.html
(4) Roland Piquepaille's Technology Trends 2005年6月6日
  http://www.primidi.com/2005/06/06.html#a1212
 

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