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2005.9.14
 
 


Windows XP/Homeの問題…

 先日、一寸した事情で、個人用パソコンを拝借することになった。これが呆れるほど使いづらかった。

 パソコンとはパーソナルなものだと、改めて感じ入った次第である。

 使い勝手が余りに悪いので、ついでに、どんな設定をしているのか気になり、一寸調べてみた。そして、「コンピュータの管理者」にパスワードを設定していないことに気付いた。

 う〜む。

 筆者はパソコン歴は長いし、長時間使うが、利用法が限られているから、OSの使い方を勉強したことなどない。もちろん、本屋にずらっと並ぶ“Windows”のハウツー本を読んだこともない。
 早い話、個人用パソコンは、ずっと試行錯誤で対応してきのである。
 要するに、素人である。

 その程度の知識しか無くても、「コンピュータの管理者」にパスワードを設定している。Windows XP/Professionalを使っているためかもしれない。

 Windows XP/Homeでは、ユーザーアカウントの構造がわかりづらいようである。
 “ようこそ”画面に「コンピュータの管理者」が登場しないからだろう。そのため、隠されている「コンピュータの管理者」のパスワード設定をしないのである。

 これでは、せっかくパスワードをかけていても意味がない。(1)
 誰でも勝手に使える状態なのだが、パスワードで保護されていると誤解しているのだ。

 どうしてこんなことになるか考えてみたが、個人顧客は多様だから、利用の仕方は勝手との販売方針が原因ではないだろうか。

 そう思うのは、筆者も、最初は、ユーザーアカウントなるコンセプトを直観的に理解できなかったからである。

 初めてWindows XP/Professionalに接した時、「コンピュータの管理者」、「制限付き」、「ゲスト」の意味がわからず、大いにこまった覚えがある。内容で名前をつけるなら、「コンピュータ設定者」、「一般ユーザー」、「一時ユーザー」ということだと思うが、この用語では、さっぱりわからない。

 使わせてもらったパソコンの持ち主は、パソコン本を読んだり、、講習会にも参加したそうだが、肝心な知識が欠けている。不思議である。

 素人にとって一番知りたいことは、リスクを知ることと、万一の対応方法だろう。(2)
 ところが、それに応えるように情報が提供されていないようだ。利用者によって“すべきこと”が違うから、一律に情報提供するのが難しいから、難しいのかもしれないが、大きな問題だと思う。

 ノウハウ集より、問題の整理方法を解説した本が必要なのではなかろうか。

 とは言うものの、筆者の場合でも、問題を整理して対応してきた訳ではないが。

 しかし、頭のなかでは下記のように整理しているような気がする。
 これでよいのか、素人にはわからないが。

● セキュリティの仕組みを決める。
  ・ユーザー設定
  ・基本防御システム(セキュリティソフト+セキュリティセンター)
    - 常時監視とアップデートの仕組み
    - メール対策
    - ウエブ対策
     (Cookie受け入れ制限、Active XコントロールとJAVAスクリプトへの対応策)
    - アプリケーション毎の対策
  ・バックアップ/システム復元

● リスクを減らす。
  ・外部アクセスを極小化する。
    - Microsoftネットワーク用ファイルとプリンタ共有を除外
     (共有フォルダー化が必要な場合は名称に$)
    - リモートアシスタンス、リモートデスクトップを無効化
  ・プライベート情報の漏洩防止を図る。
    - オートコンプリート対象を制限
    - スクリーンセーバー復帰パスワード化
    - 最近使ったファイルの非表示化(必要な場合も)
    - ウエブ履歴表示他マーク設定(履歴消去の必要性確認)
    - マイドキュメントフォルダーのプライベート化(他ユーザーからの防衛)
  ・他人に勝手に使われないようにする。

 おそらく、以上の問題は一寸学べばわかる。問題を抱えているのは、学ぶのを面倒がる人だけかもしれない。

 しかし、使い勝手をよくする方法については、学ぶのが難しそうである。
 借りたパソコンは動きも鈍く、煩雑な画面で、筆者にはとても我慢できなかった。人によって好みは違うが、余りに酷かった。

 使い勝手をよくする情報は氾濫していそうだが、余り役に立っていないようである。ノウハウ情報が氾濫し、情報の取捨選択ができないのではないか。
 使い方は千差万別だから、上手く合致するノウハウに出会わないのだと思う。

 ちなみに筆者の場合、以下のように考えている。

 素人なりの対処方法である。

(1) 五月蝿くて邪魔な表示をすべて停止する。

  ・デスクトップデザインの単純化
    - テーマを止めて黒かダークな単色表示
    - 必要な数個のアイコン以外はすべて消去
    - アイコンと文字を小サイズに変更
  ・無駄な表示の廃止
    - フォルダーの中身表示の左側に出てくるタスクメニュー表示を変更
    - プログラムメニューの不要なショートカット削除
    - タスクバーの通知領域で常時必要でないものを非表示
  ・イライラさせるポップの停止
    - エラー発生報告の表示を停止
    - アニメーションキャラクターの登場を停止
  ・役に立たないプログラムの総撤去
    - スタートアップから不要モノ削除
    - 使わないプログラムの削除

(2) 操作性向上につながる手段はできるだけ活用する。

  ・画面表示量の拡大 (接続できる予備のデイスプレーを用意し、拡張デスクトップが可能なパソコンを選ぶ)
  ・入力能力強化
    - マウス反応の調整
    - 文字入力用辞書の増強
  ・作業のスピードアップ
    - タスクバーにクイック起動バーあるいはデスクトップバーを挿入
     (ショートカット挿入)
    - フォルダーの左側にエクスプローラーを表示
    - アイコンと文字のサイズ変更
    - アプリケーションのツールバーデザインの変更
  ・デスクトップ上のプログラム設定
    - ドラッグ対応のファイル操作アイコンの開設
     (ファイル解凍/圧縮、ディスク書込)
    - 超小型カレンダー/時計表示 (タスクバー時計表示停止)
  ・後片付け効率向上 (ディスククリーンアップとデフラグのアイコン設定)

 どうもパソコン業界は、次々と新しい情報を出すのに慣れすぎているようだ。

 市場が成熟してきたのだから、用途に応じて、どのように使うべきか設定ガイドラインを提供するサービスがあると助かるのだが。

 --- 附記 ---
(1) BIOSパスワードが無いパソコンでは, セーフモードで立ち上げれば, 「コンピュータの管理者」になれる.
(2) 例えば, Windows98用はWindowsXPでは使えないのかといった, 互換性についても知りたいが.
  ドライバが無い周辺機器でも、Windows2000用ドライバーで動くこともある.


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