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2008.7.3
 
 


ダウンスペックパソコンは生き残れるのか…

 まずお断りしておくが、小生が興味を持っている領域は“知恵を生み出すマネジメント”である。そのため、素人にもかかわらず、間違いを恐れず、どんな分野だろうが、平然と意見を述べる。あえて、無謀なことをしている訳である。
 にもかかわらず、そんなことを続けるのは、読者の方々の視野が少しは広がるのではないかとの期待感からである。違った目線で周囲を眺めることができれば、大きな成果が生まれると見ているからだ。
 もちろん対象読者は専門家。プロフェッショナルリズムが身についている方々という意味で、職種を指す訳ではない。
 従って、気分転換と思ってお読みいただければ十分。

 まあ、そんなことはどうでもよいが、今回は、2008年あけに、ハードディスク無しの超小型パソコンを購入したお話をしよう。重さ1Kg程度で、大きさはA5。OSはWindows XP Home。

 お店にカタログがなかったし、仕様書も見ていないから、公称値は知らないが、書類を見て、書き込む程度の作業なら、電池で3時間強は使える。付属の袋にパソコンと充電器[100Vのみ]を入れて持ち運び可能。(充電器を入れると不恰好だが。)
 CPUはずいぶん昔のものを使っているようだが、液晶ディスプレーにつなげてウエブを見る程度なら、軽快そのもの。
 これで、USBキーボードと一緒に、量販店で購入して5万円でお釣がきた。 (実質3.75GBのリムーバブルメモリと、どういう訳かUSBマウスが付いていた。)
 超小型マシンは昔はマニア向けの高額商品だったが、今は誰が対象なのかは定かではないが、ともかく一番の安値商品なのである。

 こんな商品が発売されたことを知ってはいたが、実は、買うつもりは全くなかった。
  → 「Windows Vistaの浸透の仕方 」 追記参照 (2008年1月23日)
 と言うのは、ずいぶん前に購入した、電池で4時間駆動する、重さ1.1KgのB5モバイルパソコンを使っているから。長時間稼動品は欲しいが、高価だから、買い替え意欲はゼロ。
 この古いパソコン、増設していないからメモリは小さいが、OSはXP Professional で、CPUはPentium M。新発売のパソコンより、かなり高性能ということ。
 多分、2002年頃、購入したのだろうから、実に6年後に、それよりスペックを落とした新製品を購入したことになる。

 お〜。
 そんなものを購入したのかと驚いた。

 それでは、どうしてそんなものを買うことになったのか、説明しよう。
 実は、液晶ディスプレーがあるので、これにつなぐ、安価で小さく静かなデスクトップパソコンが欲しかっただけ。
 小生は、高度なゲームはしたことがないし、高精細動画配信には見たいコンテンツがないから利用しないので、高機能パソコンは不要。ともかく邪魔にならないものが有難いのだ。

 従って、できれば、今使っているWindows XPの弁当箱のような小さなデスクトップが欲しいところ。この古いマシン、購入時の値段は忘れたが、大メーカー品ではないから、徹底して値切ったので、多分6万円位だったろう。
 ところが、量販店には、さっぱりWindows XPが見当たらない。まあ、2008年6月から一般市販しないそうだから、当然ではあるが。そこで、Windows Vistaのデスクトップタイプを眺めわたすと、これが高機能品ばかり。その上、図体が大きいときている。
 と言って、安価なノートタイプは願い下げ。15インチ液晶のノートパソコンがあるからだ。
 そうなると、通信販売購入しかないが、ファンの音が確認できないからできれば避けたい。
 思案していた時、ふと、この超小型パソコンに思い当たった。パソコンを立ち上げる時以外は、蓋を閉めればデスクトップになるではないかということ。

 ・・・と言うことで、この奇妙な製品を選んでしまったのだ。

 ただ大いに気になる点はあった。
  ・フラッシュメモリを酷使することになるが大丈夫なのか。
  ・Cドライブの容量が余りに小さいがはたして実用になるのだろうか。

 迷ったが、ノートもデスクトップもハードディスクが物理的に壊れた経験があり、耐久性は考えないことにした。
 それに、大きなソフト(オフィスとセキュリティ)を小さなソフトで代替し、受信メールをそのまま置いておかなければ、ディスク容量が小さくてもかまわないということでこの商品を選んだのである。
 その結果が、右図の状態。ドライブ圧縮にチェックを入れ、軽いプログラムをインストールしただけ。全くの素人でなければ、この程度なら、なんとかなる。
 ソフトの機能は相当落ちるが、その分、お金はかからなかったのだからよしとしよう。
 それにしても、今まで使っていたソフトの高額さにはあきれる。液晶ディスプレーなど、19インチで2万円台だというのに。

 突然、こんな話をしたくなったのは、2008年ポータブルパソコン市場の見通しが強気に変わってきたからでもある。(1)安価なノートタイプが発売されることで、市場が飛躍的に伸びるという見通しがでてきたと解説する人もいるようだ。

 本当かいなという気がしないでもない。
 Windows Vistaはいかにも重そうだし、安価で軽く快適なパソコンを目指しているOSではなかろう。こんなものを搭載しておいて、安価な商品とどうして言えるのか、はなはだ疑問だからである。
 ただ、モバイルパソコンがどうしても必要な人が増え続けており、しかたなく、使いづらいが安いマシン購入に動かざるを得ないだけのことだと思うが。

 --- 参照 ---
(1) “Growth In Emerging Regions And Robust Portable PC Demand Drive Strong Outlook For PC Market, According to IDC ”
  IDC - Press Release [2008.6.11] http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prUS21279908


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