↑ トップ頁へ

2000.6.1
 
 


プレステ2の意味…

 プレステ2がもてはやされている。

 確かに、TVディスプレー横に据え置き設置され、テレビを始め、家電製品やAIBOにも繋がる家庭内と外とのネットワークの核となれるポテンシャルがある。これからの時代の鍵となる、エンターテインメントと教育・ホビー産業の発展の波に乗れるかも知れない。

 しかし、課題も多い。
 ・パソコンのグラフィック能力は半年毎にバージョンアップしており、その高性能化のスピードは速い。追いつかれないだろうか。
 ・ウエブの標準言語に対応する、軽くて使い易い魅力的なブラウザが提供できるのかも問題だ。
 ・マジックゲート(著作権保護の仕組み)が標準として認められるかどうかも不透明だ。「特定企業が支配する仕組み」が嫌われる可能性がある。

 さらに、こうしたバリアを乗り越えても、日本には大容量通信に接続する仕組みが今のところ無い。そうなるとパッケージ商品の読取機で終わるかもしれない。日本の希望の星、プレステ2は前途多難だ。
   月刊誌「Voice」2000年5月号に掲載の論文をご覧下さい。


 侏儒の言葉の目次へ>>>     トップ頁へ>>>
 
    (C) 1999-2004 RandDManagement.com