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2000.7.5 |
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嶋教授の見方…会津大学の嶋正利教授が高分子学会誌に「豊かな情報化社会を切り開く」と題した一文を寄稿している。巻頭言なので1頁と短いが、歴史感が語られており、ご一読をお勧めする。といっても、学会誌が近くにない方もおられるだろうから、ポイントを引用させて頂く。 まずは、明確に技術の見方を語っておられる。---革新的な「時代を切り拓く技術」は必ず応用からの強い要求から開発されている。「はじめに応用ありき、応用こどがすべてである」ともいえる。 嶋教授が見ている、時代の流れは3期に分れる。 第1期はコンピュータで、ハード、ソフトと発展し、巨大システムで完結した。 第2期はマイコンで、同様に発展した。現在は完成局面の巨大システム化が進んでいる。この過程にマルチメディアとインターネットが含まれる訳だ。 2000年代は第3期だという。ハードから始まるから、新しいデバイスとプロセッサが期待されるという見方だ。 残念ながら、第3期のハード、新デバイスとプロセッサの具体的内容は記載されていない。 しかし、コンピュータ、マイコンに次ぐものだから、システム搭載ICと見るべきだろう。MCU、DSP、メモリ、OS、アプリケーションがチップに書かれ、デジタルとアナログが同居するものだ。1つのチップで動く携帯用機器が登場してくることになる。安価で大量生産可能でありながら、様々な応用も可能な半導体である。 侏儒の言葉の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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