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2001.7.5
 
 


デジタルTVの危うさ…

 デジタルテレビ/セットトップボックスの累計出荷台数は2001年3月末で59万台だという。(http://www.zdnet.co.jp/news/0106/29/digital_tv.html)この調子では年内の100万台到達は無理だろう。特に、ここ3ヶ月の出荷数字が市場崩壊を如実に示している。2月が約8万台、3月が約5万台、そして4月の出荷額はついに2万4000台にまで落ち込んだ。

 「2003年8月27日に963万世帯普及」との予測で大々的に出発した産業である。(BSデジタル推進協会・野村総合研究所「BSデジタル放送の普及予測調査」)

 この状況は、アナログハイビジョンを想起させる。「いつか来た道」そのものだ。
 ところが、「今度は違う。将来はアナログ放送がなくなるのだ。」と考える人が主流だ。相変わらず、市場を人為的にコントロールできると考えているのだ。このような方針下では、普通は革新的な動きはおきないというのが経験則だが、一向に気にならないようだ。


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